8月1日(木)14時の回を観てきました。
場所は八幡山にありますワーサルシアター。
作品はcoconkukanunity vol.9 -点 ten-『星々のお祭り~記憶の中のジャルダン~』
鈴木はるかさんが出演されていたので観てきました。
13時30分過ぎに劇場に到着。
受付で3500円を支払いチケットを受け取る。
席は自由席だったので前から3列目の通路側左側の席に座る。
舞台上には手前側左右と左側奥に造花?が飾られた枠のセットと中央に3つの箱。
14時過ぎになり舞台の幕が上がる。
上演時間は約2時間でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
記憶を取り戻す場所でもある星々のジャルダンと呼ばれる保養所。
記憶をなくした少年カミル(おづはる日さん)もまたこの場所に。中庭の手入れを任されていたそんなある日目の前に男女が道に迷いこの場所に現れる。
彼らは名前もわからない記憶が曖昧の状態でカミルはオットー(谷澤翼さん)とアンナ(高坂汐里さん)と呼ぶ事に。
そしてリベルト(杉島俊輝さん)も迷い込んでくる。
そんな保養所にはマグダレーネ(鈴木はるかさん)イルザ(須田晶子さん)ハンス(伊藤文一さん)達が保養所で働いていた。
そんな世代を越えた人達との交流で記憶が少しずつ浮かび上がる。
ここにいる人たちにはかつての記憶がなくしかしそれぞれに関わりのある人物たちが集まっていたのだが…
現代に生きる人物と過去に生きた人達との記憶を巡る話は仕事に疲れた者、学校でのいじめ、人と馴染めないなどの話も語られる部分もあったりして。
そんなテーマをあらためて見つめ直すような作品でした。
舞台演出では星を観るシーンがあったり終盤では宇宙にいるようなそんな映像が広がるシーンもあったりで舞台がプラネタリウムのようなそんな感覚にもなったりしました。
登場人物がそれぞれに記憶を取り戻していってそれが記憶の鍵として具現化していくシーンもいい感じですね。
話が進むにつれてそこにいる人たちが繋がりのある人達だったという事に謎的な要素がわかってくるところも面白かったです。
鈴木はるかさん演じるマグダレーネは保養所で働いている人物。男の子の母親でもありその子を置きざりにして自分だけ別の土地にいってしまった事を悔やんでいる。
そんな事もあってリベルトと接するそのやり取りは息子を想う母親の気持ちが溢れていました。
カミルの記憶の回想シーンでカミルとダグ(遠藤百華さん)とペトラ(渡辺明佳さん)とのやり取りがあるのですけど…そこに登場するダグがマグダレーネの息子で最後再会を果たすシーンに胸を打たれました。
出演者によってはメインの役どころの他にも何人か役を演じている人たちがいて。
その中でも渡辺明佳さん演じる役どころが印象的でした。
ペトラは主人公的な存在のカミルの友達でもある少女で明るい性格な雰囲気があり彼の人役ではこの作品の人達を導く女神?のような存在で神々しい感じもあったりアンナでの回想シーンではアンナがいじめから助ける事が出来なかった長谷川を演じていてそちらもまた違った陰のある役どころでもあったので。←声も印象的でした(声優さんのようなので)
他の出演者の方々もそれぞれ魅力的な役どころだったと思います。
出演者の方々ありがとうございました。
8月4日(日)まで上演していますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)