6月16日(日)17時の回を観てきました。






場所は池袋にありますシアターKASSAI。








作品は(劇)ハンマーヘッドシャーク×LUCKUP『TRUMP』






岡部直弥さんが出演されていたので観てきました。




この作品男性バージョン♠︎と女性バージョン❤︎で上演されていて今回のみ男女混合のKINGバージョンとして上演でした。←その前には男性混合QUEENバージョンの上演もありました






16時15分過ぎくらいに劇場に到着。





受付で4500円を支払いチケットを受け取る。






16時30分過ぎになり開場。





劇場内に入って席を探す。





今回はK列1番。





1番最後列の左端の席でした。






この場所ってKASSAIの劇場は何度も来ていましたけど初めてでしたね。





見づらいかと思ったんですけど…劇中での出演者の方々の表情もしっかり見えたり前の人の視界が邪魔にならなかったりしたりしていい席でした。






舞台上には頭上から穴の空いた白い布のようなものが垂れ下がっているセットが組まれている。






17時5分過ぎ舞台の幕が上がる。






上演時間は約2時間10分でした。←実際は2時間25分くらいでした(劇中で色々な即興劇?があったりするので)







ここからはネタばれが含まれますので内容を知りたくない方は読まないで下さい。




吸血種(バンプ)と人間の二つの種族が共存する世界、不可侵条約により保たれていた。





不死を失った吸血種は人間と変わらない生活を送る。




吸血族には人間で言うところの思春期を更に深刻化した繭期という成長過程が存在し、相手を噛む事により自分の支配下に置くことも。




そんな中繭期の吸血種を教育する施設『クラン』で主人公でもあるソフィ・アンダーソン(七海とろろさん)は吸血種と人間の混血『ダンピール』でもあり施設にいる吸血種からは迫害のような扱いをされていた。




そんなソフィの前に吸血種のウル・デリコ(新井裕ニさん)が現れダンピールであるソフィと接する事により運命を変えていくこととなる。





ウルは永遠の命を持つ真なる吸血種『TRUMP』の秘密を追い求めようとしていた。





そんなウルを陰ながら見守る兄でもあるラファエロ・デリコ(岡部直弥さん)でもあったが…





人間と吸血種との人種の違いから起こる争いや差別的な事は今の社会にも繋がっているところもあってそのあたりのやり取りもリアルに感じられ。





バンパイヤの世界観と音楽や演出が作品を後押しするように展開する感じも好きでした。





劇中では殺陣のシーンなどもあったりして躍動感ある舞台でもありそれぞれの運命がどうなっていくのかも見どころの一つなのかと思います。





即興劇のようなお題(デリコ家秘伝の技やジョルジュのギャグ100連発など)もあったりして誰に当たるかわからない緊張感を漂わせている出演者と当てられた出演者がどうにかしてこの場をやり過ごそうとするやり取りは面白かったですね。





あの笑いから一転して悲しい雰囲気に戻るあの駆け引きみたいなものも凄かった。





岡部直弥さん演じるラファエロ・デリコは父親でもあるダリ・デリコ(塚本拓弥さん)の息子でもありウル・デリコ(新井裕士さん)兄でもある。






剣術にもたけていてクランでもその存在感は絶大。




弟思いのある吸血種でもあり誇り高い雰囲気も醸し出していて冷静さな部分の中にカッコよさも兼ね備えた役柄でもありました。





後半ウルが混血種のダンピールだと知ることとなり更にTRUMPになろうと暴走するところでも弟を思う気持ちが溢れていました。





岡部さんってどちらかと言えば三枚目役の多いイメージなので今回カッコいい役はまさにギャップ萌え?っていうやつですね。←声とか雰囲気とか全然違いましたから





主人公にも引けを取らない存在感があった役だったと思います。





即興劇?でもある謎かけのシーンやデリコ家秘伝の技を披露(お題)するシーンでダディ(父親から)からやり終わったあとグリコのパピコを渡されるシーンには笑いが止まりませんでした。←デリコとグリコを掛けているなと





ウル役の新井さんはそんな兄とは対照的な役柄でもあってほっとけない感じの優しさを感じる中で『TRUMP』という存在に翻弄されていく部分でのギャップがまたいいですね。





今回主人公ソフィ・アンダーソンを演じた七海とろろさんも他の作品では岡部さんのように三枚目役(最近での作品)が多かったように思いましたけど…今回のような陰のある内に秘める存在感のある役って初めて見たのでそれが新鮮に感じられて。




こんな演技も出来るんだなって思いましたね。





カッコよさもあってそれでいて陰のある部分も印象的でした。





他にもティチャークラウス役の斎藤貴裕さん、ティチャーミケランジェロ役の新田えみさん、ダリ・デリコ役の塚本拓弥さんの存在感が凄かった。




役の印象が強くてさらに面白い。






作品としてもとても楽しめた作品でした。






出演者の方々ありがとうございました。






最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)