5月29日(水)19時の回を観てきました。






場所は下北沢にあります下北沢ザ・スズナリ。








作品は大人の麦茶第26杯目公演『おもったことは、なかったです』






大人の麦茶作品は何度か観ていたり宮原奨伍さんや江田恵さん、今村裕次郎さんも出演されていたところもあったので。






確か前回も下北沢ザ・スズナリだった記憶で大人の麦茶と言えばこの劇場のイメージが強いです。






18時30分過ぎ劇場に到着。





階段を上がって上の受付で4500円を支払いチケットを受け取る。





右奥では物販コーナーがありそちらでパンフレットを購入。





劇場内に入って席を探す。







今回はE列2番の席。





前2列が自由席その後ろがX席そのあとA席と続いています。





私は8列目の1番左端の席でした。






番号が早い方は早めに劇場入りすることをおすすめします。←席の方もゆとりがあるわけではないので他の人が席に座ってしまうとなかなか奥に行きづらくなるので




舞台上にはバーのセットが組まれていて右奥にはバーカウンター、右側手前と左側手前にはソファと椅子がそれぞれ置いてあり床には花柄の赤い絨毯がひいてある。




舞台上には宮原奨伍さんが大人の麦茶ではお馴染みになっている宮原奨伍さんによる前説今回も楽しませていただきました。←これもオトムギならでは





19時過ぎ舞台の幕が上がる。





上演時間は約2時間10分でした。





ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。




北八ヶ岳にぼと近い場所蓼科高原のはずれにあるペンションの別館に喫茶店兼BAR『ナイスタック』




そこでバーテンダーとして働く新貝伍郎(宮原奨伍さん)は御代田町のキャバクラ嬢のレミに入れ込んでいたそんな伍郎の面倒をみている劇団時代の先輩でペンションのオーナーでもある前澤克文(今村裕次郎さん)と宿泊客の鴨志田義成(野田博史さん)





伍郎はウェイトレスの井戸菜摘(今川宇宙さん)とは犬猿の仲でもあり女子高生の石黒日向歌(石井杏奈さん)からも人間のくずと軽蔑されていた。





そんなある日伍郎が飲み過ぎて窓から吐いているとドキュメンタリーの撮影スタッフでもある小林千奈(江田恵さん)が入ってくるなり伍郎に関心を抱くその後で千奈の上司でもあるディレクター水落夕(岩田有弘さん)もやってくる。




伍郎のかつての恋人でもあり前澤の婚約者でもある美容師の右原みずき(浅田光さん)や八ヶ岳ブルーベリー少女歌劇団のダンスの先生山田凡枝(松田かほりさん)ダンスの生徒色川或人(南誉士広さん)教授と呼ばれている小堀和夫(池田稔さん)もこの場所へ。




そして山に暮らす狩猟者服部安蔵(並木秀介さん)の予言のような『血の匂いがするづら…ここら一帯、血の海になるだだ』という言葉の意味とは…





前半は和気あいあいとした話の展開で笑いもあったりしていくんですけど後半にかけては人間の感情が剥き出しになるシーンもあったりして以前何作品か観せていただいたオトムギのイメージとはまた違った見せ方をした作品でした。





この作品の個人的な見どころになるところは登場人物とは違うもう一つの顔が一部の出演者で起こる事で舞台でお芝居をする中でもうひとつのお芝居(演技)が展開されていくところは面白いところです。





始まりから既にお芝居は始まっていて最後観終わったあとになる程と思えるところもありました。





今回主演を演じた新貝役の宮原奨伍さんはオトムギ作品は何度か観せてもらって脇役的な存在を見てきたところもあったんですけど今回の役はまた新鮮に感じられたところもあって奨伍さんの色々な表情が見られた部分もありましたね。





新貝は元々役者を目指したいた人物でもあり母親(松田かほりさん)がおれおれ詐欺に騙され亡くなってしまいそれがきっかけとなりこのBARで色々と様子を伺っていくわけなんですけど。





最初のほほんとした感じの役柄?と思いきやそれもお芝居?で後半には怒りの感情を見せるシーンもあったりそのあたりも見逃せない。




個人的には長髪姿の奨伍さんが見れたのがレアだったなと。




今川宇宙さん演じる菜摘との犬猿の仲というのも実はお芝居だったというのも見事に騙されました。←菜摘は伍郎の事が好きで





江田恵さん演じる小林千奈は今回このペンションを取材する為にやってきたカメラマンでこの作品の中では台風の目のような役割のそんな役柄でもありますね。




キャラのインパクトが強く他の出演者の方々に絡んでいくセリフの掛け合いがまさに絶妙。←小さな体で細かい動きをするシーンも





笑い部分のところはだいたい江田さんの役が担っているのでその部分でも面白い。





後半でのシリアスなシーンで見せる表情も良かったです。





個人的に気になったのが小堀教授役を演じていた池田稔さん。





この役柄は少女好きという事で石井杏奈さん演じる日向歌が好きでそのやり取りが何とも微笑ましかったですね。←いつもいいところを他の人に取られてしまう





ラストあの事件?に関わっていた人物だったとはというシーンにもそうだったのか…って思いました。





他の出演者の方々もそれぞれに個性的な役柄で良かったです。





出演者の方々ありがとうございました。






6月3日(月)まで上演していますので気になる方は是非。





最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)