4月27日(土)13時の回を観てきました。







場所は日暮里にあります日暮里d-倉庫。










作品はENG第9回公演『Second you sleep~セカンドユースリープ~』(碧チーム)








ボブジャックシアターのメンバーでもある民本しょうこさん、丸山正吾さん、小島ことりさん他知っている方々が出演されていたので観てきました。






12時過ぎに劇場に到着。






受付で5000円を支払いチケットを受け取る。





ロビーでは物販コーナーがありパンフレット類などを購入。






12時30分開場。





階段を降りて劇場内へ。





席はD列の1番。





前から5列目の1番左端の席でした。←最前列はチビ椅子席





舞台上には屋敷を思わせるような段差のあるセットに白い木のようなセットが手前側と奥側にある。




12時50分あたりにプロデューサーでもある佐藤修幸さんが舞台上に。←ENG作品ではお馴染みの光景





今回武演隊としても出演されている石岡遼士さんも舞台へ。←けん玉ギネス世界記録を持っている方で




今回佐藤さんにけん玉3級を取らせようと5つの項目に挑戦してもらう事に。





見事に項目をクリアしてけん玉3級の証書を受け取っていました。





13時過ぎに舞台の幕が上がる。





上演時間は約2時間でした。





ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。




幕末という時代に1人の少年がいた名をカイマ(星璃さん)と言う。



カイマは深手を負った1人の侍と出会う。




侍の名は新撰組三番隊隊長斎藤一(竹内尚文さん)





斎藤はカイマに松本という男のもとに連れて行ってほしいと頼む。




その人物とは幕府の御典医師松本良順(井上賢嗣さん)だった。




松本の屋敷で武家の娘トキ(松木わかはさん)と盗みをしているところを見つかってしまったクイナ(楠世蓮さん)と出会いそこで五色沼の話をするカイマに2人はその沼を見てみたいと思う。




しかしクイナとトキはそれぞれ病を抱えていたのだったが…





それぞれの運命を背負った人達の生き様を見たような作品で笑いも所々にあって命の大切さや仲間の絆それぞれの信念が作品の展開をより一層深くしていました。





オープニングでの出演者の立ち回りや殺陣による派手な演出も良かったです。





なんと言っても登場する出演者の役柄が印象的でそこがこの作品の見どころでもあると思います。





前半部分で笑いのシーンもあったりするんですけど後半のラストに近づくにつれての出演者それぞれの駆け引きやセリフの掛け合いが涙を誘って。





オープニングで見せていたカイマ、トキ、クイナの3人のあの表情がラストのあのシーンと繋がった瞬間…これを見た時のあの表情だったのかと。





トキ役の松木わかはさんの前半のコミカルな感じのやり取りとは違い後半の表情が変わっていく感じがグッときます。




トキはろう咳を患っていて無理はしないようにと言われその間のやり取りが色々あってのラストが泣けますよね。




同じくクイナ役の楠世蓮さんも脳の病(今でいう脳腫瘍的な)におかされていて始めは元気なイメージだったりするんですけど…後半味覚や嗅覚などが失われていって視覚までもなくなり。




貧しい家で両親からきつく扱われ家を飛び出し盗みをしなければいけない環境という境遇も切ない。




カイマ役の星璃さんも人間として扱われる事なく周りの人間から避けられていた存在。





それでも何か人のためにやろうとするそんな健気さが魅力なのかと思います。





松本良順役の井上賢嗣さんは豪快さとコミカルさがあって時にシリアスになるシーンのギャップがこの作品のスパイスになっていたような気がしました。




それとは対照的な存在の同じ医師でもある藤沢秀斎役の丸山正吾さんは寡黙で一見冷たいような感じにも見えるシーンもあったりしますけど大切な人を守ろうとする優しさもあるそんな人柄も魅力的な役柄。




そんな藤沢の妻比乃子を演じる民本しょうこさんの『秀ちゃん』と呼ぶ丸山さんとのセリフの掛け合いや表情もいいんですよね。





静かに秀斎を見守っているその眼差しや立ち振る舞いも。





そして一瞬だけ丸山さん、民本さん、赤間役の小島ことりさんが絡むシーンがあるんですけどそこは個人的に好きだったします。←ボブジャックメンバーならではのやり取り





夢麻呂さん演じる吉田佐知子もこの作品では笑いを提供してくれる役柄でもありまた色気と凛々しさを兼ね備えた役回りが魅力的なキャラだと。




吉田恵役の七海とろろさんとの掛け合いのシーンや宇和島富之進役の石部雄一さんとのやり取りは全く違った雰囲気が出ていて。←とろろさんの色々な場面で表情が変わっていく感じもいいです





アドリブ?を入れたとあるシーンは笑わせてもらいました。←出演者の方々の返しもまた面白い






終演後はトリプルカーテンコールでその時に挨拶をされていたのは松木わかはさんでした。





初演の時もトキを演じられていたそうでそのあたりの話もされていましたね。





出演者の方々ありがとうございました。





4月27日(日)まで上演していますので気になる方は是非。





最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)