4月7日(日)14時の回を観てきました。
場所は吉祥寺にあります吉祥寺シアター。
作品はオフィス上の空6団体プロデュース「1つの部屋のいくつかの生活」鵺的『修羅』←青チーム
鵺的の作品でもあり好きな出演者が多数なので観てきました。
13時30分近くに劇場に到着。
受付で半券を切ってもらい劇場内へ。
パンフレットが販売していたので購入。
劇場内に入って席を探す。
今回D列の10番。
前から4列目の中央の席でした。
舞台上には12畳の畳みの部屋に引き襖、奥側にガラスの引き戸外には桜の木が見えるセットが組まれている。
14時になり舞台の幕が上がる。
上演時間は約2時間10分でした。←今回別団体がそれぞれ上演するかたち
鵺的『修羅』約1時間
10分休憩
かわいいコンビニ店員飯田さん『我がために夜は明けぬ』約1時間
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
部屋に呼び出された中山大介(杉木隆幸さん)森田初弥(小西耕一さん)そして二階堂保(今里真さん)そこにやってくる二階堂杏子(長女)(川添美和さん)馬場舞子(次女)(奥野亮子さん)中山薫子(三女)(堤千穂さん)森田陶子(四女)(小崎愛美理さん)彼女たちは四姉妹でもあった。
長女でもある杏子は土田明日香(赤猫座ちこさん)をこの部屋に呼び出す。
明日香は杉木隆幸と森田初弥そして馬場龍一(宮原奨伍さん)と男女の関係になっていた。
四姉妹はそれぞれの夫たちに離婚を切り出すのだったが…
鵺的の世界観が今回も溢れていて最初と最後での音響による鵺的ならでは演出も良かった。
今回4姉妹とその4姉妹の夫たちそしてその夫たちと関係を結んでいた明日香とのセリフの掛け合いはピリピリとした感覚とその中で生まれる笑いの演出が絶妙で鵺的の作品の中では好きな作品に。←修羅場ではありますが
能天気な夫、罵声を浴びせる夫、クールで嫌な夫、つかみどころのない夫の4人それぞれの個性と役柄が男の嫌な部分を見せつつ妻たちを苛立たせるそのやり取りも見どころでもある。
絶対的な存在の川添美和さん演じる杏子の気迫も凄かったですし4姉妹では唯一真面目な性格の奥野亮子さん演じる舞子も我慢している姿や杏子に裏切りられた時の怒りの感情をぶつけているシーンも印象的でした。
堤千穂さん演じる薫子の役柄が前作の鵺的トライアル作品の役柄と同じ(女優で床の間マングースという劇団に所属している)だったのが前作を観ている方にはニヤリとさせてくれる演出。←多分小西さんの役柄も同じ?
小崎愛美理さん演じる陶子は初弥の妻でもあり劇団の脚本家でもある初弥の事を支えている存在の役柄。
初弥の頼りなさげでセリフがめちゃめちゃイラッとさせるそんなシーンでの掛け合いが絶妙で今回の作品の笑いを提供する存在は観ていても面白かったです。←目を見開いて小西さんに迫るシーンも凄まじいです
その2人と絡んでくる赤猫座さんが演じる明日香とのセリフの掛け合いも最高でしたね。←小西さんがタジタジになっていくシーン
そして今回鵺的初参戦の宮原奨伍さん演じる龍一は舞子の夫でもあり明日香と関係をもっている他に杏子とも男女の関係になっている役柄。
クールでかつ嫌な雰囲気を出しているその姿も魅力的な役柄でしたね。
奨伍さんの役柄もこの作品のスパイス的な存在になっているのかなと個人的に思いました。←ラスト死んでしまった明日香に対していうセリフとか
ハマカワアユミさん演じる土田玲音は明日香の姉役でもあり四姉妹の母親違いの姉妹でもある存在の役柄、明日香とは正反対の性格で後半で登場するんですけど、見た目や雰囲気も赤猫座さんと似ているところあってラストのあの衣装は強烈な印象。←実際は明日香の気持ちも全て分かった上での行動(嫉妬心?)
今回も鵺的の世界観を堪能させていただきました。
出演者の方々ありがとうございました。
4月14日(日)まで上演していますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)