3月20日(水)19時の回を観てきました。
場所は吉祥寺にあります吉祥寺シアター。
作品はMrs.fictionsの吉祥寺シアター提携公演『伯爵のおるすばん』
Mrs.fictions本公演は今回が初めて。←以前15 Minutes Madeは観に行ったことはありました
今回初日の回になります。
18時過ぎに劇場に到着。
1階のロビーで待つ。
18時30分過ぎになり受付開始。
4000円を支払いチケットを受け取る。
そのまま階段を上がって劇場内へ。
席はA列17番。
最前列の客席側からみて1番右端の方でした。
舞台上には中央に赤いベッド手前側左側には豪華な椅子が3脚とテーブル、左右には階段があり右側は短い螺旋階段、左側は広い階段2階には格子の窓などのセットがあり上から白い垂れ幕のようなものもある。
19時17分過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約2時間50分でした。←途中10分間の休憩あり(第1幕1時間30分、第2幕1時間10分)
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
貴族がいたそんな時代ブルボン(木本夕貴さん)家にモロゾフ(前田友里子さん)とロイズ(星秀美さん)がやってくる。
彼女らをあまり良いとは思っていないブルボンは右足(石井卓真さん)左足(榊原美鳳さん)に愚痴をこぼす。
そんなある日ブルボンがユーハイム(市原文太郎さん)に頼んでいた男(岡野康弘さん)が家にやってくる。
知識も教養もなく喋る事もしない子供のような存在の男にブルボンは色々なことを学ばせる。
そんなある日召使いのリスカ(永田佑衣さん)が男に告白するも『ごめんなさい』と言われ男はブルボンが好きだという事を告げた。
ここからその男の伯爵としての長い物語が始まろうとしている…
伯爵と呼ばれた男の長きに渡る恋の話が展開されていく作品で中世、現代そして未来に出会った人たちとの恋とそこで揺れ動く思いみたいなものが描かれていた作品。
伯爵は不老不死という事で好きになってしまった人たちが先に死んでしまうという事を繰り返し続けていく人生。
そのあたりも切なくなったりします。
それぞれの時代で伯爵が好きになる人は5人。
中世では最初に色々な事を教えてくれたブルボン、現代では保健の先生としてそこに通う生徒佐久間ひよ子(相原佳花さん)を鉄砲玉として使われてしまうよっちゃん(大宮二郎さん)宇宙家族の娘のUHA(金城茉美さん)そしてコリス(渡邉とかげさん)
伯爵とそれぞれの時代で登場する人たちとの掛け合いも面白い。
単発で話す展開と暗転を繰り返すやり取りがそれもまた飽きさせない。
2時間50分という長編作品を久しぶりに観て最後まで観れるのかと思っていたところもあったんですけど…それぞれに笑い要素や出演者の役柄の面白さなどもあってそのあたりも良かったですね。
とあるシーンでファミコン(一揆やたけしの挑戦状など)の裏技的な話が出てきたりするのですが…そのあたりもニヤリ。←多分わからない人にはわからないネタだと思うのでマニア受けするそんなやり取りも笑えます
個人的にはカバヤ役を演じていた劇団『地蔵中毒』の東野良平さんが気になりましたね。
何かと話には聞いていた地蔵中毒の役者さん。←地蔵中毒の舞台は観てないんですけど…
今回佐久間ひよ子を好きになってしまってストーカー的な感じの行動に出てしまう役柄でもあるんですが。
見た目の雰囲気とセリフの説得力が凄かったですね。
最初のセリフはひよ子に『血液型を教えてもらいたんだけど…』という事を繰り返すそんな登場なんですけどそこでのインパクトもありました。
未来の話で登場するロボット今回声だけの出演のパパ役の野口オリジナルさんのあの何とも言えないやり取りが面白かったですね。
野口さんはPMC野郎作品でもよく観ていますし。
そして同じく未来の話に登場するたらみ役の佑木つぐみさん。
以前舞台『焔の命』でも観ていたところもあってあの時とは全く違う色気のあるアメリカンテイスト全開の役柄を演じていましたね。
よくアメリカドラマではお約束のガヤの笑い声とかあの喋り口調とか『ビバリーヒルズ高校白書』とか観ていた世代としてはあの感じ好きでした。
他にも面白い役者さんも色々いてそのやり取りも楽しめるそんな作品。
出演者の方々ありがとうございました。
3月25日(月)まで上演していますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)