2月17日(日)12時30分の回を観てきました。







場所は新宿にあります新宿スターフィールド。








作品はチーズtheater3団体プロデュース公演『接点vol.1』






チーズtheater×TOKYOハンバーグ×フロアトポロジーの3団体による公演。





フロアトポジーのメンバーが出演されていたので観てきました。





12時過ぎに劇場に到着。





既に階段には列が並んでいたので最後尾に並ぶ。





受付はフロアトポジーの小崎愛美理さんが担当されていました。





3800円を支払い中へ。





当日パンフレットをフロアトポジーの角畑良幸さんが配られていたので受け取り席へ。





席は自由席だったので4列目の中央よりの場所に座る。





舞台上にはスポットライトが当たっている木の長椅子が2脚と左右にはそれぞれ数脚の木の椅子が置いてある。





12時30分過ぎ舞台の幕が上がる。





上演時間は約1時間45分でした。






ここからはネタばれが含まれますので内容を知りたくない方は読まないで下さい。





SNSのアカウントを持っているイヴ(佐藤睦さん)と雪国(竹下かおりさん)お互い顔も知らないもの同士イヴの書き込みに興味を持った雪国は自分の好きな映画をイヴに教える。




イヴもまた話しやすい雪国に悩みを打ち明ける日々が続く。




そんなある日、東京で美容師をしている雪国に髪を切ってもらおうと思い本名でもある伊藤樹の名前を書いてお店に行きたいと書き込むイヴ。しかし雪国に断られていまうのだが…





海の見える田舎駅に辿り着いた女性(永田涼香さん)と盲目のユウジ(小林大輔さん)は婚約の約束をしていて女性の家族に挨拶にやってきた。




しかしユウジは自分が盲目である事を家族は受け入れないと思い1人東京に帰ると彼女に告げる。




彼女はその場を立ち去るがそこへ彼女の兄でもあるオサム(坂井宏充さん)がやってきてユウジに話しかけてくるのだが…





部屋に帰ってくる母親(小崎愛美理さん)とその息子(吉田直紀さん)仕事で人の死に携わっている母親は精神的にもまいっていたそんな支えでもあり息子を愛している母親が線路に入り込んで亡くなってしまう。




息子は駅の乗務員として働いていた時期もあったが色々な仕事のストレスで辞める事になった…そんな時駅のやってきた息子は謎の男性(角畑良幸さん)に声をかけられこれから来る電車に乗るように言われる。




その電車に乗り込み着いた場所は別の世界…そんな場所に1人の小学生の少女(須田マドカさん)が話しかけてくるのだが…





それぞれ独自の作品からなる3つの作品がチーズtheater→TOKYOハンバーグ→フロアトポロジーの順に展開されていき。





最後はフロアトポロジー→TOKYOハンバーグ→チーズtheaterで終わるという話の展開はそれぞれの色合いが出ていて今まで味わった事のない感覚。




『社会派』『普遍性』『SF』の特色を持っているそれぞれの団体でもあり個人的に作品事に青黄赤のイメージが頭に浮かびました。





映像を使った描写や照明の色や徐々に暗転していく展開そして波の音を上手く使った演出の効果音がまた作品の良さを引き出していた感じ。





フロアトポジー(フロトポ)のメンバーも今回個性的な役柄を演じていて小崎愛美理さんの母親役は心に闇を抱えながら息子を溺愛するそのやり取りは美しくもありまた怖さもある印象がありました。





後ろ姿で見せるシーンもまたインパクトがありましたね。←照明に照らせれるシーンなど





角畑良幸さん演じる謎の男性…個人的には喪黒福造的な役回りなのかと思ったところもあってそこもまた魅力でした。





須田マドカさん演じる小学生の少女は無邪気さやマドカさん流の味が芝居の中に出ていて良かったですね。




駄場詩織さん演じる高飛車な感じの役柄と物静かな役柄を2役演じていましたけどそれぞれに特徴を持っていて印象も全然違いました。





吉田直紀さん演じる今回の主人公自分がどこに進んでいるのか迷いながら彷徨っていてもがいているシーンが印象深ったですね。





チーズtheaterの佐藤睦さんと竹下かおりさんのやり取りも戸田彬弘演出で映画のワンシーンを観ているかのような感覚の作風になっていました。





戸田さんは映画監督もされていたり以前初演の『川辺市子のために』も観させてもらっていたりしましたけど。




セリフではないSNSで言葉を発するやり取りそれを後ろ姿を照らす照明効果で見せたりする感じがまた独特なんですよね。





そして今回初めて観たTOKYOハンバーグの見事な演出。





最初神妙な面持ちで話が進んでいたところにいきなり笑いを差し込んできて最後は感動的なシーンでまとめているところが凄すぎて。




小林さんと坂井さんの絶妙なやり取りも見応えありましたね。




それぞれにあれっ?この人ひょっとして彼女のお兄さんじゃ…みたいなシーンやこの男性は妹が連れてくる相手?…みたいな描写で笑いを誘うシーンは会話劇の微妙に重なり合う曖昧さから生まれる面白さがそこにありました。





3作品の中で唯一笑いが起こるシーンがこの作品でもあるので。





それぞれに良い部分を出していた作品だと思いました。





帰りがけにフロトポの駄場詩織さんからチョコとぺろぺろキャンディーが入っている袋をいただきました。





ちなみに中に入っているぺろぺろキャンディーは須田マドカさんが劇中でなめていたキャンディーと同じ種類なのかと。←ありがとうございます(^^)






出演者の方々ありがとうございました。





最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)