1月30日(水)19時30分の回を観てきました。
場所は中野にありますテアトルBONBON。
作品は演劇集団イヌッコロ第13回本公演『いえないアメイジングファミリー』
Aチームの初日で民本しょうこさんと栗生みなさんが出演されていたので観てきました。
19時過ぎに劇場に到着。
チケットの半券を切ってもらい入口正面では物販コーナーがあったのでパンフレットとブロマイドを購入。
階段を上がって上の階へ。
劇場内の入口には女性スタッフの方が当日パンフレットを配られていてそちらを貰い席の方へ。
今回はH列12番の席。
前から8列目の客席側からみて1番右端の席でした。
舞台上には洋館を思わせるようなセット部屋の中央に豪華なソファーとテーブル天井にはシャンデリアが吊られている。
19時30分過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間30分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
悪魔が住む洋館雨の日に次女のメモリ(小川麻琴さん)は遊園地で知り合った晴海(佐藤永典さん)の事が好きになってしまいお父さん(川本成さん)の叔父さん(こいづか登さん)に晴海を会わせる事に。
父親は大の人間嫌いだった。
メモリの好きな人が人間である事を知る長女のカイリ(栗生みなさん)と三女のサトリ(遠藤瑠香さん)そしてカイリの旦那(森訓久さん)は協力する事に。
一方で洋館に忍び込んだ泥棒(小野友広さん)の様子を伺って楽しんでいる悪霊(月岡弘一さん)
お父さんは泥棒がメモリの彼氏だと勘違いしその事に気付き慌てるメモリたち。
その時洋館に突然シスター(民本しょうこさん)が現れるのだが…
ホラーコメディ要素満載な作品で色々なところに笑いが散りばめられていて後半泣かせるシーンもあってラストはとてもいい感じで終わる展開が好きな作品でした。
悪魔にはそれぞれ特殊な能力があってそれが作品のキーポイントにもなっていて。
お父さんの能力(時間を戻す事が出来る)を話すシーンが序盤にあってそれが前振りになっていてラストのあのシーンに繋がっていくのは良かった。
悪魔3姉妹の性格もそれぞれ色が出ていていいですし。
周りをサポートしている出演者の方々のやり取りも面白かったです。
作品全体の作りが本当に良くてとてもいい作品だったという印象でした。←トリプルカーテンコールも納得
民本しょうこさん演じるシスターは洋館に人間が入り込んだ事を知り助けに来るという役柄。
職務に忠実という清らかな心をもった上での悪魔と対面したあの荒々しい性格の変貌ぶりが最高に面白かったですね。←色々な意味で掻き回してくれる
シスター姿も似合っていましたしシスターの服の下に隠している杭(足の部分に備えている)を出して戦うシーンもいいです。←セクシーさもあるのかと
個人的には以前『ロスト花婿』で共演した栗生みなさんとの対面(対決?)シーンもあったりするのでそのあたりも見どころでもありますね。
栗生みなさん演じるカイリは悪魔の長女でもあり姉御肌的存在の振る舞いをする役柄。
妹のメモリとサトリの事を気にかけていて不器用な部分もあるけどそこが印象的で。
森さん演じる旦那を信頼していて旦那もまた頼りないけどカイリの事を大切に思っているそんなやり取りが良かった。
『ロスト花婿』や『愛の回転式』での役柄とは真逆な感じの役柄も好印象。
遠藤さん演じるサトリは相手の心が読めるという能力を持っていてクールに立ち回るところがまたいい。←本当は自分の能力を嫌い?だと思っている
そして川本成さんのお父さん役がまた見事だった。
そんなにオーバーリアクションしているわけではないんですけどちょっとした仕草でも笑ってしまうあの細かい演技が目を見張りました。
以前根本宗子さんの作品で観た以来でしたので。
昨年は舞台『バクステ』の演出で活躍されているところも見ていたので笑いの良さをしっている方なのかと思って観ていたところも。
BチームがAチームの雰囲気とどう違うのかも気になるところですね。
出演者の方々ありがとうございました。
2月10日(日)まで上演していますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)