12月26日(水)19時の回を観てきました。
場所は下北沢にあります本多劇場。
作品は月刊「根本宗子」第16号『愛犬ポリーの死、そして家族の話』
18時30分過ぎに劇場に到着。
入口でチケットの半券を切ってもらいロビーへ。
ロビーを入って右奥には…
ちょっとした撮影スペースがあってここでポリー?と一緒に記念撮影が出来るみたいですね。
中央では物販コーナーもありました。
劇場内へ入って席を探す。
今回の席はD列15番。
前から4列目のほぼ中央の席でした。
舞台上には中央に白いソファーと一戸建てをイメージしたセット右側には唐草模様のソファー左側にはおもちゃが置いてある部屋のセット。
19時過ぎになり舞台の幕が上がる。
上演時間は約2時間5分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
森花(藤松祥子さん)は愛犬ポリー(村杉蝉之介さん)を可愛がっていたが突然死んでしまう。
花はポリーが死んだのはストレスが原因だと思い前から良く思っていなかった森杏花(瑛蓮さん)の夫俊彦(用松亮さん)森窓花(小野川晶さん)の夫祐也(岩瀬亮さん)森優花(根本宗子さん)の彼氏真一(田村健太郎さん)たちのせいだと考えていた。
そんなある日作家でもある鳥井柊一郎(村杉蝉之介さん)が家に尋ねてくる。
花の事を知る鳥井はツイッターでの書き込みを読んでいて興味を持っていた。
花もまた鳥井の顔がポリーに似ているという事で少しずつ心を開き始めるのだが…
家族と男女の恋愛観を根本宗子さん流の味つけで仕上げた作品でミュージカル要素も入れ込んだ演出もあって。
個人的にはパッと見アニーの雰囲気があるなと思ったり。←主演の藤松祥子さんの花が何気にアニーに似ているような?
オープンニングでのミュージカル調の家族紹介だったりラストの方での演出が今までの根本さん作品とは一味違った感じ。
今回も男性キャスト陣の役柄が強烈で。
亭主関白で自分勝手な男、マザコン男、元子役の働かずにいるヒモ男、そして妻と子供がいるにも関わらず近づいてくる男など。
同じ男性目線でみていてもイライラ感が募るそんな役柄がまた個性的で。
用松亮さん演じる俊彦の自分勝手さが腹ただしく思うほどで、咳き込むシーンがまたイラっとくるくらいの迫真の演技でしたね。←祐也のお母さん役もまたインパクトあり
岩瀬亮さん演じる祐也のマザコンぶりには奥さん役を演じていた小野川晶さんに同情する程の強烈な役で、冷静に言い放つセリフがまたイラっとくる。←まさかあの行為を母親にやらせるとは…
田村健太郎さん演じる元子役でヒモ男の真一も遊び人で根本宗子さん演じる優花をうまい具合に言葉巧みに丸め込む感じはヒモ男ならでは。
この役柄って以前も根本さんの作品に出てくる男性キャラだったりするんですよね。
今回根本さん演じる優花は事故で片足が不自由になってしまう役柄でもあって最後はある理由で車椅子生活を余儀なくされるんですけど…そのあたりも以前の作品とダブるところも。
そして今回青山美郷さんが出演予定でしたが体調を崩された為降板、代役を務めることになった主演の藤松祥子さん。
前作でも藤松さんは出演していた事もあって今回の役も拝見しましたけど魅力的な花を演じられていました。
始めは人との関わりあいを嫌っているのですが徐々にその変化が見えてくるところは観ていて面白かったですね。
出演者の方々ありがとうございました。
12月31日(月)まで上演していますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)