12月15日(土)14時30分の回を観てきました。
場所は新宿にあります新宿眼科画廊。
作品はみどり人#18『happiest』
14時前に劇場に到着。
14時になり受付開始2800円を支払い中へ。
中に入ると左側と中央壁側の部分が座席になっていて。
席は自由席だったので左側の1番後方の席に座る。
舞台となる場所には1人部屋のセットにベッドが置いてありカーテンはピンクその周りに衣服などがかかっていて床には色々なものが置かれている。
14時30分舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間30分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
丸茂照実(そぎたにそぎ助さん)はツイッター上でハンドルネームテルミーと呼ばれている人物。
箱推ししている劇団『ビリジアン』
劇団の主宰赤城環絵(山本珠乃さん)と劇団員の森田サラ(さとうあかりさん)長谷部大志(家田三成さん)立本美結(大瀬さゆりさん)高輪秋(宮田将英さん)はツイッター上でテルミーのツイートを毎回読んでいた。
そんなある日隣に住んでいる表駆流(山崎由布子さん)と出会い彼女がFTMだという事を聞かされる。←FTMとは身体的には女性であるが性自認が男性
テルミーは家族もいない独り身そんな秋はLINEを交換する事を持ちかけ友達?になる事に。
テルミーは劇団『ビリジアン』の初日公演を観に行き劇団の人達の飲み会に参加するのだが…
観劇おじさんでもあるテルミーを中心に劇団員たちとの交流と孤独について考えさせられる話になっていて。
初日終演後のやり取りや劇団員たちの今回の舞台の駄目出しシーンなど観劇好きには裏の部分が垣間見れるシーンが多々ありそのあたりも楽しめる作品になっています。
笑い要素もふんだんに盛り込まれていて個性的な役者陣のそれぞれの良さも出ていました。
劇団員たちがファンのツイートを読んでいたりそんなやり取りやセリフがまたリアルで。
テルミーは劇団『ビリジアン』の初日と千秋楽を観る予約をしていたのですが…千秋楽の当日家で蜘蛛膜下出血を起こして亡くなってしまい。
劇団員たちが千秋楽に来なかった事を不安に思って家を訪ねるとそこには隣に住んでいた表駆流が現れ亡くなった事を告げるシーンは心苦しい思いで観てました。
観劇好きなおじさん(私も含めてですが)家族も居なくて孤独死するというのはリアルな光景でもあって。
一緒にいる家族たちの大切さみたいなものも感じさせてくれる作品なんだなと思いました。
知人の役は劇団員の長谷部大志という役でとても熱い役者でもあり周りからも信頼されている。
リアルに駄目出しされるシーンは当て書きのような感じのセリフがあったりしていて個人的に笑わせてもらったり。
一方もう一人の男性劇団員高輪はバイセクシャルで2人の女優森田と立本からも好意を寄せられていているという役柄というのもインパクトのあるキャラ。
女優の森田と立本もライバル同士のバチバチ感を放つシーンもあったりで。
森田と立本のお母さん役を演じている辻川幸子さんも強烈な印象を残していてお母さん役2役を全く違った感じで演じていてそのどちらも面白いというところが見どころでもあります。
丸茂照実役のそぎたにそぎ助のあのどもり口調の強烈なキャラクターにもやられました。←職業が警備員で深夜勤務というのもリアルさを感じましたね
出演者の方々ありがとうございました。
12月18日(火)まで上演していますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)