12月1日(土)13時の回を観てきました。






場所は三軒茶屋にありますシアタートラム。






作品はシアタートラム ネクスト・ジェネレーションvol.11らまのだ『青いプロペラ』






福永マリカさんが出演されていたので観てきました。





今回で2回目の観劇。






12時30分近くに劇場に到着。




受付で3500円を支払いチケットを受け取る。





12時30分になり開場。






劇場内に入って席を探す。





今回D列8番の席。





最前列の客席側からみて通路側やや左寄りの席でした。←この場所で観たいと思っていたのでありがたかったです





舞台上にはスーパーのバックヤードをイメージしたセットと丸い4つの掛け時計が扉の上、中央の壁、棚の上、柱の上に飾ってあり4つの時計のうち2つの時計の時間が10分ずつ違っている(4時30分過ぎのそれぞれの時計)棚の上の時計は5時過ぎ柱の時計は10時近くをさしていて中央あたりにビールケースを重ねて作った机と昔ながらの扇風機とベンチが置いてある。





右側の端の方にスティールパンが設置されている。




客入れアナウンス(前説)は今回演出を担当された森田あやさんの石川弁で説明。





13時過ぎに舞台の幕が上がる。





上演時間は約1時間50分でした。





初日の感想はこちらから





ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。





山あいにある小さな町の老舗スーパー『マルエイ』鳥越店。隣町に大型のショッピングセンターが出店されようとしていたが。





今日も朝礼に集まった新米店長の小柳(富川一人さん)惣菜部チーフの猪原(田中里衣さん)惣菜部担当の久保(斉藤麻衣子さん)と八木(福永マリカさん)精肉チーフの坪井(猪股俊明さん)精肉部サブチーフの増田(林田航平さん)レジ担当の絹川(今泉舞さん)




そしてマルエイに出入りしている運搬会社の佐野(井上幸太郎さん)





惣菜部では久保と八木が新しい惣菜メニューについて話し合っている。




マルエイもかつて地元商店街に影響を与えて出店したのだが…





初日に観た時の印象とは大きく変わっていて出演者の表情や仕草話のテンポなども良くなっていたような感じで観ていました。




全体的に流れるようなセリフ回しとか。





それぞれの2人シーンでの掛け合いを観ていてどのシーンも出演者の役に寄り添って見れた事が大きかったですね。





特に今回観た席が初日に観ていて次に観てみたい場所だったのでラッキーだと。





この場所って福永マリカさん演じる八木メイが坪井(猪股さん)とベンチに座りながらおにぎりを食べるというシーンで。




初日に観ていた時も微笑ましくみていたんですけど。




あの時には気づかなかった表情とか仕草も観られたりして。




惣菜部のサブチーフに抜擢されて自分で考案した商品も好評だったんですけど…ショッピングセンターの勢いは想像以上でマルエイに来る客足は衰えてその事について坪井に吐露するシーン。




涙を流しながら話をするその姿にグッとくるものがありました。




他にもあのシーンでは笑いを誘える要素もあって『すんません!』と何度か坪井に謝るあのタイミングも絶妙でしたね。←流れるようにいうあのセリフ





斉藤麻衣子さん演じる久保との掛け合いも違った角度からみたら表情や仕草などの印象がかなり違って見えましたし。




林田航平さん演じる増田に言い寄られるシーンも表情豊かに交わすシーンは笑いを誘っていました。




坪井のシーンも印象深く観ていました。




商店街の一角にあった坪井精肉店。マルエイ鳥越店が出店してからは店を閉める事になってその後25年近くマルエイで働いてようやくチーフに昇格しかしマルエイも閉店を余儀なくされる事態になってショッピングセンターの従業員募集に応募するも不採用。





この作品の中で波瀾万丈の人生を送っていて今日坪井のシーンを観ていてそう感じていました。





井上幸太郎さん演じる佐野もまた運送中の事故で怪我をして足が不自由になってしまい性格的に捻くれてしまったところもあるんですけど…実は昔はそんな事はなかったいう話も。




商店街では親が洋菓子屋を営んでいた時代もありマルエイが出店した事によって店を閉める事に。




この辺りは坪井と似た境遇なのかと。




劇中に登場する古い扇風機。





あれってマルエイの象徴のように思いました。





途中壊れてしまうんですけど…増田が直すシーンがあってそれって惣菜部の新商品開発で売り上げが伸びたというところに被っているような気がして。





ケーズデンキで購入したエアコンに集まる従業員たちのシーンで扇風機がスポットライトを浴びてゆっくりと暗転していくシーンがあるんですけど。






あそこの演出っておそらくショッピングセンターに負けを認め静かに終わっていくマルエイを表現したかったのではと思ってみていました。





他の出演者のそれぞれの思いみたいなものも感じとる事が出来て良かったです。





富川さん、田中さん、今泉さん、斉藤さんのそれぞれの役柄も表情豊かに観れたそんな2回目でした。





出演者の方々ありがとうございました。






12月2日(日)まで上演していますので気になる方は是非。





最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)