11月28日(水)19時の回を観てきました。
場所は日暮里にあります日暮里d-倉庫。
作品は『BACK COAT〜裏裁判〜』
今回はAチームの回。
岡部直弥さんが出演されていたので観てきました。
18時過ぎに劇場に到着。
階段を上がり上の階の受付へ。
チケットの半券を切ってもらう。
18時30分開場。
チケットに書いてある整理番号順に案内され下の階へ。
今回自由席だったので7列目の通路側寄りの右側の席に座る。
舞台上にはテーブルが4つ正方形のような形に置いてありそのテーブルを囲むようにして形の違った椅子が11脚置いてある。
奥側には扉のようなものも。
19時になり舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間30分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
亡くなってしまった宇都宮凛(倉持聖菜さん)の裁判が行われる。
犯人に下された判決は無罪。
そして納得のいかない遺族宇都宮朔(倉貫匡弘さん)はバックコートという組織に新たな裁判を依頼。
関係者たちが集められ再び裁判が行われる。
裏裁判には3つの決まりごとが存在する。
裁判員は犯人を含む事件に関わる人間で構成されること。
判決は死罪か無罪かの二択のみ。
判決はその場で実行される。たとえ犯人でなくても…
人間の中に潜む闇を浮き彫りにしたような作品でそれぞれに恨みや妬みがやがて大きくなり犯行へと繋がっていく怖さのようなものも感じられ。
ジワジワと浸透していくような雰囲気漂うあの空気感も独特でした。
被害者も加害者でありまた加害者も被害者のような。
どちらにも言い分があってそれが正しいかどうかはわからない。
兄妹愛?が生んだ悲劇といっても。
モスキート音のような音の演出効果とラストシーンが作品の重々しさをより強くした作品でした。
最初のシーンで出演者たちがドアから入ってくるんですけど…後ろに車が何台も駐車されていてこれって映像?かと思ったら。
1階部分にある駐車スペースの扉だと気づきなるほど程と思ったところも。←扉を使ったあの演出って初めて観たので
岡部直弥さん演じる一条光は職を失い酒に溺れてしまう生活を送っている人物。
朔と凛とは知り合いの間柄でこの作品では唯一2人の理解者でもある立場でもあり他の人たちの批判的な意見に対峙するような存在の役柄でした。
ラストシーン近くでの無力な自分を責めるシーンも印象的でしたね。
出演者の方々ありがとうございました。
12月2日(日)まで上演していますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)