11月25日(日)13時の回と17時の回を観てきました。
場所は阿佐ヶ谷にあります阿佐ヶ谷アルシェ。
作品はハイアーザンザサン第三回本公演『吾ガタメノ子守唄』Right ver.とLie ver.。
両バージョンの千秋楽になります。
12時過ぎに劇場に到着。
既に前には人の列が。
12時30分になり開場。
階段を降りて受付で3300円を支払いチケットを受け取る。
劇場内に入ると出演者でもある松森謙治さん、長嶺一生さん、カジワラタクトさんの姿が。
自由席だったという事で最前列の客席側からみて少し右側に座る。←17時の回は最前列の中央の席でした
舞台上には左右に長い木の椅子のようなものが置かれていて中央には段差のある黒いセットが置いてある。
13時近くになり松森さん、長嶺さん、カジワラさんが舞台前に。
3人での前説が始まる。
始まりと終演後の時には撮影OKとの事でしたので何枚か撮らせていただく。
3人の軽快?なトークも展開。
13時5分過ぎに舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間45分でした。
ここからはネタばれが含まれますので内容を知りたくない方は読まないで下さい。
とある田舎の港町生まれ育ったこの場所に異動になって戻ってきた刑事の成瀬(松森謙治さん)とバディーでもある亀山(長嶺一生さん、ペ☆ヤングさん)は連続失踪事件を追っていた。
そんな時クラブの従業員レン(白神冴京さん)とマリア(松尾由希さん)ルカ(佐保田瑞希さん、るなぽよさん)達その店の常連でもあり知り合いだった野井(笹川智之さん)と再び会う。
クラブの従業員でもあるケイ(鵜飼舞波さん、長沢彩乃さん)もまた行方知れずになるのだが…
心に傷を負った人達が田舎の港町に集まってそれぞれに生きる様を見せた作品。
暴力、虐待、ドラック…肉体的にも精神的にも痛みを負いながらも生きる姿は強さもあって。
重い話でもあるんですけどそんな中、今回成瀬を演じている松森謙治さんは刑事役でもあり長嶺一生さん演じる亀山とは先輩後輩との間柄を超えてちょっとツッコミどころのあるやり取り(アドリブ要素)が面白かったですね。
ペ☆ヤングさんとのやり取りは役柄的にしっくりいった感じでさらに1人ツッコミ的なシーンにも笑わせてもらいました。
松森さん演じる成瀬は穏やかな雰囲気を出しているマイペース型の人間でバディーとして登場する相方とは全く違う性格なのに『お前と俺は似ている』と言われるセリフに『違うだろ』というツッコミを入れたくなるようなそんなシーンも。
成瀬は多重人格(優と倭)者でもあり。←北川嵩さんとカジワラタクトさん
多重人格と葛藤するシーンは印象的でした。
今回Right ver.とLie ver.ではラスト30分のシーンが異なっていて。
Right ver.ではマイラ(羽吹好夏さん)と母親(嶋尾明奈さん)成瀬と父親(ペ☆ヤングさん)が仲良く一緒に家庭を作るというシーンで終わる。
マイラは母親から虐待されて成瀬もまた父親から(酔っ払い)虐待されそんな同じ境遇を持つもの同士が家族に。←それぞれ再婚という形で家族に
マイラが成長したのがマリアだという事はすぐにわかってましたけど。
ハッピー?なエンディングという考え方で観てました。
Lie ver.では成瀬という人格は再び優と倭に取って変わられてしまい。
マリアの前に母親が再び現れ…その変わり果てた姿と別の家族(娘?)がいるという存在。
この作品のタイトルにもなっている子守唄が所々で歌われていてそのあたりも印象深かったです。
出演者の方々ありがとうございました。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)