10月21日(日)17時の回を観てきました。






場所は大泉学園にあります大泉学園ゆめりあホール。









作品は(公財)練馬区文化振興協会 舞台芸術支援事業『わたしの、領分』






福永マリカさんと宮原奨伍さんが出演されていたので観てきました。





今回で3回目の観劇千秋楽になります。






16時30分過ぎに劇場に到着。





エレベーターで6階に上がる。






劇場入口でチケットの半券を切ってもらい中へ。





劇場内で当パンを受け取る。





劇場内に入って席を探す。






今回はB列9番の席でした。





前から2列目やや中央の席でした。




舞台上には円を描くようにして積み木やぬいぐるみが置いてあり中央には出演者でもある榎あづささんが天井から垂れ下がっている6つの赤い帯状もので手首が縛られている舞台セットの一部のような感じ。←時に少し動いてみたりしていました





開演近くになり作演出を担当している松澤くれはさんが舞台前に松澤さんの作品ではお馴染みの前説『携帯電話の電源は必ずお切り下さい』という話。




この作品は静かなシーンが多いのでちょっとした音でも世界観を損なうそんな作品でもありますから。





17時過ぎに舞台の幕が上がる。





上演時間は約1時間35分でした。





初日の感想はこちらから




2回目の感想はこちらから



ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。




療育センターで発達障害児の面談をする若き心理士萩野はるか(福永マリカさん)療育センターで共に働く大井山(江幡朋子さん)原(宮原奨伍さん)川上(早山可奈子さん)ドクター(坪内悟さん)




Aくんの母親(真嶋一歌さん)Bくんの父親(山田健太郎さん)母親(三木万侑加さん)とも面談を重ねていく。



萩野と対立するセラピスト(雨宮慎太朗さん)




疲れている萩野をそっと見守る夫(五十嵐啓輔さん)以前子供が出来たが流産してしまい今でも子供が欲しいと思っている夫。





萩野はもう子供は欲しくないという気持ちを抱いていた。




そんなある日以前療育センターで通っていたCくん(松本旭平さん)が障害事件を起こし『自閉症をめぐる問題』に発展する事になるのだが…





初日と2回目の場所よりさらに前の席で観させていただき作品の世界観に浸かりながら最後まで観ていました。




松澤くれはさんも前説で言っていましたけど舞台と客席には境界線はないという事で。




ゆめりあホール自体が作品の一部で全体を包み込んでくれたそんな作品でした。





福永マリカさんの役柄も今回感情を出すシーンが結構あったように思います。





夫役の五十嵐さんとのシーンやAくんのお母さん役の真嶋一歌さん、そしてはるかのお母さん役の榎あづささん。




どのシーンの感情もそれぞれ違っていて自分を責める感情もあれば説得しようとする感情、自分の気持ちをさらけ出す感情もありました。





そんな色々なシーンを観れたのも今回観て良かったどの思える部分で。





ラストマリカさんと五十嵐さんが舞台上にいて客席入口の方に榎あづささんがいるシーンも気になっていて。




メインは舞台上なのでなかなか後ろを見るタイミングが掴めなかったという事だったのですが…ようやく千秋楽で榎さんの姿を見る事が出来ました。




あの場所で語りかけていたんだなと。




『わたしの、領分』の読点の意味もこの作品では重要な意味を持っていて。





ゆっくり休むという意味合いもあって自分のペースで前に進む事の意味をみせられたのかと思います。




千秋楽はトリプルカーテンコールで幕をおろしてそんな場所にいられた事も良かったと思えたそんな作品でした。





出演者の方々ありがとうございました。






最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)