10月4日(木)19時の回を観てきました。
場所は下北沢にあります駅前劇場。
作品はゴジゲン第15回公演『君が君で君で君を君を君を』
ゴジゲン作品は今回が初で出演もされている松居大悟監督の作品映画『君が君で君だ』や『アイスの雨音』は観ていました。
18時前に劇場に到着。
今回当日券狙いだったので。
18時15分になり受付開始。
受付で3800円を支払いチケットを受け取る。
今回の席はF列の13番。
6列目の客席側からみて右側入口よりの席でした。
ちょうどその場所から段差がついていましたけど一部シーンが見えずらかったとこもありましたが全体的なやり取りは観れる席だったので。
舞台上には女性の部屋を思わせるセットが組まれていて中央にはベット、左側には赤いソファーにクッション、右側には白いレースのカーテンで覆われていて中に白い背もたれのある椅子が置いてある。
19時5分になり舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間35分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
自主製作な作品を撮っている主人公の銀次(本折最強さとしさん)とヒロイン役?の関(東迎昴史郎さん)監督の多岐川(奥村徹也さん)ハンディカムを持つ森田(善雄善雄さん)音響の洋平(目次立樹さん)そして岡本(松居大悟さん)。
感情を上手表現出来ない銀次に多岐川は駄目だしをする。
そんなある日銀次は姿をくらまし数日後戻ってくる。
そして彼女が出来たと仲間たちに伝え彼女を紹介する事に。
そこに現れたのがユリという名前の白いクマのぬいぐるみだったのだが…
ラブストーリーでもあって最後はちょっと青春映画のような感じもあったりして舞台ではあるんだけど所々に映画のワンシーンを思わせるような演出もあったりして面白かった作品。
照明の使い方がより作品を際立たせていて印象に残っているのがセピア色に染め上げるスポットシーンでした。
後半でのバスに乗るユリを銀次が自転車で追いかけるシーンを人力演出で再現しているのには面白かったですし笑える要素も。
自転車を走らせているように見せる為新聞紙が風で飛んでいるように見せるシーンとか色々。
今回クマのぬいぐるみを好きになってしまうという外側から見れば『えっ!?』って思ったりするんですけど本人(銀次)からしてみればそこにいるのはぬいぐるみのユリではなく人として見えるユリなのかと。←他にも洋平、岡本たちもユリを好きになっていく
そのあたりの演出が今回ポイントでもあって見どころの1つになっているのでそのあたりは劇場で確認していただけたらと。
出演者の個性が濃かったというイメージ。
関役の東迎昴史郎さんは女装するシーンや場を盛り上げるようなところもあったりして面白かったですし。
森田役の善雄善雄さんは気持ち悪いと言われるシーンもあったりして確かに行動が怪しすぎるところがまた味だったりするところが魅力ですよね。
洋平演じる目次立樹さんは独特な雰囲気を醸し出していて笑わせてくれるシーンもあったりで。
終演後はアフタートーク『松居の10周年トーク』が約20分くらいありました。
松居さんが中心になって5人のメンバーを舞台に呼んでのトーク。
テーマが『劇』と『ゴジゲン』についてそれぞれの質問について松居さんが答えていくかたちでトークは進んでいました。
劇中の序盤にそれぞれが思い思いのセリフを言って被せてくるシーンがあるんですけど。
そのセリフは松居さんが出演者にそれぞれ『告白するセリフ』を考えてという宿題を出してそれが舞台で表現されていたと。
セリフは自分の中ではあまり意味を持たないと言っていた松居さん感情や表現の方で見せたいという考え方みたいです。
脚本が全部完成したのが小屋入りの3日前だったとか。
今回10周年という事で3年間くらいは休止していて実質7年間くらいの活動で10周年っていうのはという自虐的な話に笑いもおきていました。
善雄善雄さんが気持ち悪い発言についてゴジゲンの中では気持ち悪いと言われているが実際は普段生活している中で気持ち悪いと言われていないという話についても盛り上がりましたね。
東迎昴史郎さんの髪型が左側だけ刈り上げてあるエピソードも笑わせてもらいました。
ユリについての話もありましたが…そのあたりは観た方がなるほどって思う内容でしたね。←キーワードはナチュラル?
作品の方もアフタートークも楽しかったです。
出演者の方々ありがとうございました。
東京公演は10月14日(日)まで北九州公演は10月19日(金)から21日(日)まで上演されますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)