9月18日(火)17時の回を観てきました。





場所は下北沢にあります下北沢ザ・スズナリ。






作品はtsumazuki no ishi×鵺的『死旗』




福永マリカさんが出演されていたので観てきました。



今回で3回目の観劇で千秋楽になります。





16時40分近くに劇場に到着。





階段を上がって2階へ。




受付で半券を切ってもらい劇場内へ。




劇場内へ入って席を探す。



今回の席はD列5番。




最前列がエキサイティングシート(Y列)2列目がZ列になっていてその後がA列席になっていました。



私は6列目の客席からみて通路側の席でした。




舞台上には森の中を思わせるような大木のようなセットが中央にあり手前側には草が生い茂っている。



私の席の横と後ろ側が通路になっていたので16時55分くらいから補助席(当日券)の案内があってその様子をみていたんですけど…途中で他の席から立ち上がって移動する方もいたりして色々と大変だった風に思っていました。



通路側の階段部分に桟敷席とE列の席そして入口付近の通路側全て埋まっていた状態で。




それを案内するスタッフ方の対応もなかなか目には見えにくいですけど凄いと思いながらみていたところもあり。




陰ながら作品を支えている1人なんだなとあらためて感じるところもありました。




17時5分過ぎ舞台の幕が上がる。




上演時間は約1時間40分でした。




初日の感想はこちらから



2回目の感想はこちらから



ここからはネタばれが含まれますので内容を知りたくない方は読まないで下さい。




ある年の秋口とある山間にある一の村、二の村、三の村と呼ばれる集落そこには男達だけしかいない場所があった。



血族だけが住まう女は家畜のように扱われ犯され子供を産み若く活きの良いうちにその肉を食われる。


また女が殺され肉を食い群がる五郎(宇鉄菊三さん)六郎(吉村公佑さん)七郎(堀之内良太さん)九郎(中山朋文さん)たちそんな中肉を食うことを拒む三郎(今井勝法さん)と端の方で何もしないでいる四郎(祁答院雄貴さん)姿も。



そんな場所にチセ(川添美和さん)が姿見せる。



この集落の長的存在でもあるトト様(若松武史さん)



そしてこの集落にやってきたマヤ(とみやまあゆみさん)マサエ(奥山美代子さん)サキエ(奥野亮子さん)ユキ(堤千穂さん)ナミ(笠島智さん)が男達に襲われる。



マヤに使えるマルタ(松原正隆さん)サメジ(礁井将仁さん)マヤは探していたケイコ(福永マリカさん)がこの村で死んだ事を聞かされる。



そしてここの男達を根絶やしにする為武器を持つ。



そんな中この村唯一の医者でもあるオンジ(寺十吾さん)



ケイコの首と死んだ女性たちの身体を使い蘇生を試みる。



そして雷の力によって残美(福永マリカさん)がその姿を現わすのだが…




今回は初日よりも少し後ろ側のやや中央寄りの場所で観させていただきました。



やはり前側で観る感覚とは違って引きで観る舞台はまた違った印象もあって照明の当たり具合(シルエット)で様子が変わっていくのがより鮮明にわかったように思いました。



出演者の方々の熱量のある演技も最初から感じていたり。




上演中は外は豪雨劇場内では雨のシーンがあったりしてリアルさが更に増していて。←前半あたりで地震?もあったような




初日に観た時よりもこちらの疲労感(削られていく感覚)もかなりあって見応えは十分過ぎるほど。




福永マリカさん演じる残美(ざんび)は今回動きが特徴的な役柄でもあって今まで色々作品を観てきましたがあんな感じの動きはなかったと思うのでその部分も観られて良かったと思っています。



体を反らしながらその形をキープするシーンも多くあって反りながら叫ぶ『均衡じゃー!!』のシーンも印象的でした。



個人的には三郎と残美が会話するシーンが好きだったりするんですよね。



後ろではとみやまあゆみさん演じるマヤがその様子をみているシーン。



三郎の鼻や顔を指で触るシーンなんですけどエリカの記憶はおそらくないのではないかと思いますが…何となく記憶の片隅に残るものを感じて三郎に接しているように思えて。



切なくもあり何も出来ず見殺しにしてしまった三郎の想いも伝わってきたそんなシーンでした。



指で表情する演技も指先が研ぎ澄まされているかのように感情が溢れている感があった。←目が見えない人が物に触るようなあの感じ



表情も今回は喜怒哀楽がある役というわけでもなくどちらかといえば無に近い存在。




そんな中でも時折見せる感情の高ぶりによって生まれる表情の変化?も見られたのかなと思っています。




女性陣のそれぞれの力強さをより感じる事が出来た作品でもあって。




その部分でも魅力ある作品だと。




オンジ役の寺十吾さんは出演する場面は少ないのに何故が印象が強くて。




作品で笑いを提供する1人としての存在感は凄かった。




ダブルコールのあの場面もしっかり目に焼き付けました。




また一つ心に残る作品を観せてもらい有り難く思っています。




出演者の方々ありがとうございました。





最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)