7月8日(日)13時の回を観てきました。






場所は西荻窪にあります遊空間がざびぃ。






作品は少女蘇生朗読劇第六話『リラの咲くころ』





知人が出演してたので観てきました。







12時30分近くに到着。






12時30分になり開場し受付開始3000円を支払いチケットを受け取る。






その後階段を上がって2階へ。





席は自由席だったので最前列の右側寄りの席に座る。





舞台上には黒い小さめのテーブルと黒い四角い椅子が2脚、左側には照明付きのデスクが置いてあり左右にそれぞれ黒いボックス奥側には黒と白の壁のセット。





13時5分過ぎ舞台の幕が上がる。





上演時間は約1時間40分でした。





ここからはネタばれが含まれますので内容を知りたくない方は読まないで下さい。




捜査一課に配属となった錦野蓮(山下慧悟さん)は倉谷総一郎(関口義人さん)と新島一秀(大川篤史さん)と出会う。





錦野はデスクに置いてあったある事件の捜査資料を読み始める。




そこには強盗殺人で捕まっていた男榊宗馬(木下章嗣さん)が仮出所中に「再犯」を犯した内容とそれに関わっていた組織犯罪対策課から捜査一課に異動になったばかりの刑事の安西千秋(小林昴平さん)



現場はある一室で首を絞められたと思われる跡が残る玖村真理(原敬子さん)の死体。彼女はとあるキャバクラで働いていた事や部屋からは几帳面な部分が伺える痕跡も。




安西刑事は榊を護送中「ある表情」に強い違和感を覚え詳しく捜査する中で同じキャバクラで働いていた野々原弥英子(石井咲江さん)から真理が誰かと手紙のやり取りをしていたという話を聞く。




そして安西は榊の本当の動機に辿り着くのだが…





サスペンスの要素がある作品で物語が進むにつれて徐々に繋がる再犯を犯した榊の本当の動機に辿り着いた時涙が止まりませんでした。





特に安西と榊の2人の感情がぶつかり合うシーンは迫力もあって息を呑むほど。





この作品に登場する重要な意味をもつリラ(ライラック)の花言葉が後半の話と繋がって行くところは切なくなります。←花言葉は愛の芽生え、初恋





朗読劇と聞きていたので普通の動きのある芝居はないと思っていたんですけど。





朗読の部分はデスクに座る錦野が読み上げる物語を説明する部分だけであとは右側で実際芝居が展開されるようなかたちになっていて。




朗読と芝居のいいとこ採りのようなそんな雰囲気を味わいました。




逆にそれが良かったなと思います。




知人の今回の役柄は榊宗馬この物語の重要人物でもあり初めは人を挑発するような態度を取ったりする場面もあったりして悪ぶるんですけど…本当は1人孤独に生きている事に寂しさがあり誰かに愛して欲しかった人物でもあって。




そんな時に刑務所に送られてきた1通の手紙によって榊は大きく変わっていってまだ見た事のない人(玖村真理)に恋をして付き合って欲しいと手紙に書くのですが…それから手紙は来なくなり。





真理もまた1人悩みを抱えていて自分が記憶障害になっていく辛さ1人孤独な寂しさの部分が榊と重なっている事に。←そんな部分に共感する2人




そして真理の部屋を訪ねる榊の『榊宗馬です!手紙のやり取りをしていた…』のセリフ。勿論初めて会ったわけですけど記憶障害が進行していて。←記憶障害が進行していて手紙が書けなくなった




榊に1人孤独で寂しかったという真理シーンそこから「私を殺して下さい」というシーンに繋がるところは切なくて。




好きな人から「殺して下さい」と言われる榊の想いとかがブワッっとこちらにも伝わってきて最後泣きながら首を絞めるシーンは本当に切なかった。




死刑宣告をされて最後のシーンに繋がっていくんですけど…




ひとつひとつの感情溢れる表情とかやり取りは久しぶりに観ましたけど良かったです。





玖村真理役の原敬子さんも良い表情をされていたり。





他の出演者の方々のそれぞれの役も光っていたそんな作品。





悲しい結末だけど嫌な気持ちではないそんないい作品でした。





出演者の方々ありがとうございました。






最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)