7月1日(日)15時15分の回を観てきました。
場所は渋谷にあります渋谷ギャラリールデコ。
作品は財団、江本純子vol.13(醤油理論から始まる新しいセックスの形その3)『事務王1』
福永マリカさんが出演されていたので観てきました。
今回で2回目の観劇で千穐楽になります。
14時30分前に到着。
既に人が並んでいたので最後尾に並ぶ。
14時45分過ぎになり開場。
エレベーターに乗って5階まで上がる。
エレベーターを降りた少し先の場所に受付があり3800円を支払いチケットを受け取る。
奥側の方が客席になっていて手前側が舞台上になる場所。
私は前回とは逆側の3列目の客席側からみて右側の席に座る。
15時15分過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約2時間でした。
1回目の感想はこちらから
ここからはネタばれが含まれますので内容を知りたくない方は読まないで下さい。
臨時福祉給付金窓口で働く人たちとそこに給付金申請にやってくる人たちとの会話劇。
1回目の時も少し思った事なんですけど客入れの時点でそれぞれがもう芝居?をしているような感じを受けていて。
2回目でそれが強く感じられました。
それぞれ思い思いの行動をしているんですけど…
この作品の特徴的な部分として暗転がないところと最小限のセットしかなく周りは真っ白い壁で覆われている空間が広がっていて役者自身の身体ひとつで表現するという印象が強かったです。
暗転などが無い分どこからが始まりなのか?どこからが終わりなのか?というあまり経験した事を観ることが出来た事も大きいです。
観る場所も今回逆側の席でみたので見え方がかなり変わっていました。
今回主演のサカエ役の遠藤留奈さんは常に出ずっぱりで感情を剥き出しにするシーンや妄想シーン、それぞれに駄目出し的な突っ込みを入れるシーンなどでは熱量が半端ではありませんでした。
顎や腕や足には青あざが出来ていてそれが身体を張って演じている証なのだと思っていて。
そのあたりの凄さもまじまじと感じました。
それぞれのシーンで1回目に観た時と違う感じにらなっていたり出演者が出入りする場面も逆側からになっていたりと色々と変わっていたところもあってまた新鮮に作品を楽しめました。
1回目に観た時よりも笑わせるシーンも多かったような気がして観やすくなっていたような感じ。
福永マリカさん演じる舞台女優は前回観た時は帽子を被っていたんですけど帽子がない演出に変わっていたりして受付を担当するマエダ(榎本純さん)との掛け合いも前回の時よりも少し長い感じに思えました。
マエダから給付金15000円をどう使うのか聞かれるやり取りは…えっ!?なんでそんな事まで聞くんですか的な話からのもやしの話題?まで面白かったですね。
今度出演する舞台のフライヤーを給付金窓口関係者に配り歩くシーンがあったり映像に関わっていたからちょっと上からな感じをサカエが鋭く切り込んでくるやり取りも笑いどころの1つでした。
1回目観た時に何人か顔を見た事があると感じでいて。
後で調べて観たら違う作品で観ていた人たちが何人かいて遠藤留奈さんは『過激派オペラ』に出演されていたようですし笹野鈴々音さんは佐藤二朗さんの劇団ちからわざ『はるヲうるひと』に出演されていたり荻野友里さんは小松台東『消す』に出演していたりして。
他の出演者の方々もそれぞれ濃いキャラも印象的でした。
出演者の方々ありがとうございました。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)