6月30日(土)14時30分の回を観てきました。
場所は駒場東大前にありますこまばアゴラ劇場。
作品はユニットR『ブラックマーケット1930』
江田恵さんが出演されていたので観てきました。
今回千穐楽公演でした。
この劇場で観るのは約3年半ぶりでしたね。
13時30分近くに劇場に到着。
受付で3500円を支払いチケットと整理番号12番の紙を貰う。
14時になり開場。
外の階段から整理番号順に案内され2階へ上がる。
席は自由席だったので2列目の右側中央あたりの席に座る。
舞台上には奥側の天井近くに3つの丸いオブジェのようなものがあり中央には血の跡がある舞台のセットが置いてある。
14時30分過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間40分でした。
ここからはネタばれが、含まれますので内容を知りたくない方は読まないで下さい。
とある異国の闇市で肉屋を開いているピーター・キュルテン(竹廣零二さん)彼は肉を一切食べない性格であった。
そんなある日道すがら1人の浮浪者の女(江田恵さん)と出会う。
彼女は彼が仕入れてくる肉を調理して人々に振る舞う。
その中には獣の肉の他に人肉も入っていた…
最初前説の時に男性の方(諏訪部仁さん)が登場して話終わった後直ぐに舞台が始まる第一声がその男性の方だったのには驚きました。←まさか出演者だとは知らなかったので
肉を食べたい人たちの欲求が形となって現れていた作品で人肉を美味しそうに食べるシーンもあったりするんですけど。
この時代設定では肉はなかなか食べられないという事でもあり食べるという人の欲求がさらに表現された作品になっていました。
劇中ではオリーブの実を1粒食べる為に12羽の鳥を必要とするシーンがあって料理が出来たあとの鳥は捨ててしまい1粒のオリーブを食べるというシーンも印象深かったです。
江田恵さんが演じる浮浪者の女は始めローブを纏って現れ一瞬男性かと思わせて実は女性だったというところから始まるシーンも印象に残っていて。
肉(人肉)を料理してそれを食べる人の表情を楽しむことを糧にしているところもあり。
妖しい表情とその立ち振る舞いは今まで観た作品の中では観た事のない役柄でもあったのでまた違った一面がみれて良かったです。
舞台衣装がシーンを追うごとに白から黒いものに変わっていくところも心の現れを表現していると思ったところも。
劇中ではサックスやトライアングルなどの楽器で効果音や演奏するシーンもあってそのあたりもまたこの世界観を上手く表現していると思いました。
出演者の方々ありがとうございました。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)