6月27日(水)19時の回を観てきました。
場所は浅草にあります浅草九劇。
作品は企画演劇集団ボクラ団義vol.21『戦国アイドルタイム』
今回初日公演を観てきました。
18時過ぎに劇場に到着。
階段を上がってチケットの半券を切ってもらい中へ。
入口には内田智太さんがいらっしゃいました。
入って左側で先行予約特典のフライヤーを貰う。
右手奥の方で物販コーナーがありパンフレットとサウンドトラックとトートバッグなどを購入する。
サウンドトラックは前もって買っておいて正解でした。←終演後にはベストアルバムの予約も
18時30分になり開場。
入口で春原優子さんがスタンプカードの配布をされていました。
劇場内に入って席を探す。
席はC列の3番。
前から3列目の客席側からみて左側あたりの席に座る。
舞台上には中央の出っ張り部分には囲炉裏があり左側にはミノや笠などがかけてあり中央には障子右側には襖もある長屋をイメージしたセットが組まれている。
舞台も高い位置に作ってあって下から上を見上げるそんな感じでした。←1番後ろの席だとそんな感じではないと思います。
劇場内は冷房もきいているので1枚何か羽織るものを持っていた方がいいかと。←場所によっては半袖だと寒い場所もあります
18時40分くらいにボクラ団義ではお馴染みの前説の為久保田唱さんその後に添田翔太さんと大友歩さんが舞台上へ。
今回アイドルタイム(暇な時間)をテーマに小さい頃暇な時間は何をしていたかについて話が展開していました。
19時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間50分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
数々の戦さ場で武功を立てていた七曲左之助時継(沖野晃司さん)は戦さ場で総大将の命令に背きお城をクビになってしまう。
城下の長屋は城で働くものしか利用する事が出来ずその為城より権左(中村宣広さん)がやってきてこの場所から出ていくよう申し立てる。
家臣でもある二本松茂吉祐貞(竹石悟朗さん)蜂屋小三郎繁豊(大神拓哉さん)七曲家の小間使い孫平治(加藤凛太朗さん)も左之助が免職になってしまった為暇を持て余していた。
そんな時左之助の妻でもある恵那(平山空さん)が左之助が免職になった噂を聞きつけるがそれは違うと嘘の弁解する左之助。
そんな左之助の前に一人の娘菊(今出舞さん)が現れるのだが…
この作品舞い話劇という言い方を使っていますけどまさにその通りでオープニングでの舞い踊りに圧倒されましたね。←まさにボクラ団義ならではの見せ場シーン
セリフの掛け合いが舞うように飛び交いちょっとした仕草や動きで笑わせてくれるようなそんなやり取りが展開されていきます。
戦国時代での庶民?の出来事。
そんな大きな出来事ではないですけど1つ1つが徐々に繋がりを見せていてやがて大きな展開へと発展していく作品。
そしてラスト5分のあの見せ場はまさにアイドルタイムでした。←あのシーンだけでも価値あるものだと
竹石悟朗さん演じる二本松茂吉祐貞は七曲左之助の家臣でもあり家を間借りしている。
左之助が免職になった為暇になり小間使いの孫平治(加藤さん)と博打をして暇を潰していて、竹石さんのイメージだとよく動き回っている印象がありますが今回そんなシーンがいくつかあって。
茶器を割ってしまった事を隠す為嘘を作ろうシーンでのゴキカブリ(この時代のゴキブリ)ネタには笑わせてもいました。
大神拓哉さん演じる小三郎博大左之助も左之助の家臣でもあり舞や歌が好きな性格の持ち主。
そのおおらかな人柄も魅力的で後半ある人物との関係性がわかってから苦悩するシーンも見どころでゴキカブリのマネ?にも注目。
平山空さん演じる恵那は左之助の妻でもあり由緒正しい武士の家系に生まれる。左之助の行動に疑問を抱き謎の娘でもある菊(今出さん)の存在が気になっている。
左之助に対して強い口調で言うが左之助を想うがゆえの行動でもあったりするのでそこもまた魅力的な存在。
中村さん演じる権左の小姑的なやり取りも味があって面白いし添田翔太さん演じる柳沢源四郎元信の勢いはまさに馬のイメージそのものでそのあたりの出演者とのぶつかり合うシーンも見どころ。
沖野さんを中心に話の流れが展開されていって特に後半明かされる菊との真実の出来事には感動させられます。
今出舞さん演じる菊はこの作品での重要人物でもあり謎の娘でもある存在。仕草や動きが魅力的だったりして1人で歌うシーンやラスト自分の気持ちを打ち明けるところも見どころ。笑ったり泣いたりする表情もいいですね。
福田智行さん演じる扇阿弥が優雅に舞うシーンも松嶋沙耶花さん演じる園の懐の広い役柄もいい。
今回ゲストでもある加藤凛太朗さんと若狭勝也さんの存在も大きくて左之助達を陰で支える役回りの加藤さんとコミカルな表情を見せる若狭さんと大神さんとの感情的になるシーンとのギャップもまた見どころです。
大友歩さんが演じる吉乃は添田さん演じる兄を心配する気持ちが出ているシーンや茂吉との掛け合いも見逃せない。
今回の出演者の中でもひときわ出オチ感のある高橋雄一さんの宣教師役が凄かった。
ビジュアル的にもインパクトがありますけど。
セリフ喋り始めてからのあのやり取りがズルい。
しかもタイミングよく入れてくるのでその部分でも笑ってしまう。
まさに最終兵器的な役柄でした。
出演者の方々ありがとうございました。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)