6月24日(日)13時の回を観てきました。






場所は下北沢にあります下北沢小劇場B1。






作品は劇団癖者第五回本公演『真夜中ガール』。





須田マドカさん他知っている方々も出演されていたので観てきました。





12時過ぎに劇場に到着。




既に入口近くには列が並んでいたので最後尾に並ぶ。




12時30分になり開場。




受付で3800円を支払いチケットを受け取る。





チケットには何種類か出演者の写真が載っているものがあるようで私は坂本憲子さんのものでした。



劇場に入ると右側と左側に席がありその中央に舞台がある感じでした。




席は自由席だったので右側の2列目中央の席に座る。




舞台上には洋館を思わせるようなワインレッド色の壁があり中央には白い枠組みのセットが組まれている。




少しすると前説の為劇団癖者主宰でもある下城麻菜さんが舞台上に。




席がある右側と左側を交互に見ながら注意事項を説明する。




13時5分過ぎ舞台の幕が上がる。




上演時間は約1時間30分でした。




ここからはネタばれが含まれますので内容を知りたくない方は読まないで下さい。




女優を夢見ていた野中さな(中井恵美さん)は知り合いの安井りか(みさおさん)からキャバクラで働かないかと誘われて加茂真理子(坂本憲子さん)と一緒に入店する事に。



そこにはナンバーワンキャバ嬢のレン(渡辺万美さん)それを慕うあんな(細田こはるさん)空気の読めないきらら(中川沙瑛さん)にもも(下城麻菜さん)店員の岩井光一(瀬戸口俊介さん)そんな中幽霊とあだ名をつけられているノア(板倉萌さん)の姿も。



一方でアイドルユニットのMVの撮影の為に集まったエキストラのまき(小岩崎小恵さん)AKARI(嘉瀬こころさん)佐々木光(角田佳代さん)飯塚気恵(慶野文子さん)とその場を取り仕切る安岡(宮井洋治さん)そしてアイドルユニットのメンバーでもあるサラミん(須田マドカさん)とぴい(松尾彩月さん)が踊り始めるのだが…




キャバクラで働く女性をスポットに当てたシーンと女優を目指そうとエキストラでも頑張っているシーンがメインになっていてそこで起こる出来事の数々。



夢を目指して、悩んで、諦めるという決断をするまでのそれぞれが描かれていて。




また続けようとする人たちのひたむきさも感じたり。




そのあたりの葛藤する描写がリアルでもありまた勇気を貰えて自分も頑張ろうと思えるところなのかと。



オープニングでの出演者によるしずくだうみさんの歌う『真夜中ガール』をバックに踊るシーンは迫力もあってそして華やかさもあって良かった。




印象深いセリフもいくつかあって須田マドカさんが中井恵美さんに言う『好きな事をやって楽しくなければやめればいいじゃない』と小岩崎小恵さんの『背景だけにはなりたくない』というシーンが印象的でした。




キャバクラ店員の瀬戸口俊介さんの駄目男振りが良かったですね。←いい意味で



ラストキャバクラ嬢たちからも見放されてしまうシーンは今まで女性達を泣かせてきた報いなのかと。




須田マドカさん演じるサラミんはもう1人の松尾彩月さん演じるぴいとアイドルユニットを組んでいる役柄。




松尾さん演じるぴいはわがままで可愛子ぶりっ子な一面を見せる中、ぴいのわがままを聞いてアイドルとして頑張っているところが2人の対比が出ていてそれぞれを光らせているところなのかと。



健気に頑張っているところなどはマドカさんらしさが沢山出ていたと思います。



ラストのシーンで『あなたには一生わからない』とぴいにいうシーンもこれからアイドルとして頑張ろうとする決意が見えました。



アイドルだけでは生活は出来ずキャバクで働いていてそれを女優を目指している野中さなに見られてしまうシーンも。←その時に上で紹介したセリフが印象的だったりするんですけど



チェックのアイドル衣装も似合っていましたね。




小岩崎小恵さん演じるまきは女優を目指している人で今回アイドルユニットのMVに出演する為エキストラとして参加するんですけど。




6時間も待って自分の出番がないとか自分達は背景と思われている存在に悩んでいるところもあってそのあたりの葛藤も良かったです。




小岩崎さんはPMC野郎の作品で何度か観ていたところもあったので。




最後の『私女優をやめる』発言は観ていてグッとくるものがありました。




この劇団の主宰でもある下城麻菜さんは以前根本宗子さんの作品で観たことがあってそれ以来振りだったんですけど味のある役柄でそのあたりも面白かったですね。



あと最後の挨拶の時にもう1人ここにいた筈の女優さんの話をしていた時も印象深かったです。




終演後はしずくだうみさんのミニライブが行われました。



楽曲は劇中でも流れていた『忘れる』と『白い朝』を披露。



主題歌になっている『真夜中ガール』のポップさとは違いしっとりとした曲調で心にしみるような印象で作品の世界観を味わいながら聴いていました。



その後CDを購入してサインをしていただきました。



ありがとうございます!




出演者の方々ありがとうございました。





最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)