5月22日(火)19時30分の回を観てきました。






場所は渋谷にあります渋谷ギャラリールデコ。







作品はフロトポ×ヒノカサ『纏者の皿』。





Aプログラム初日を観てきました。←フロアトボロジーとヒノカサの虜との共同作品。





19時近くに到着。





エレベーターで3階まで上がる。





受付は小崎愛美理さんが担当していて3500円を支払う。





物販コーナーもありパンフレットなどを購入する。←パンフレット2000円





パンフレットには出演者全員の2種類の写真が付いているのでお得感あります。





席は手前側と右側の席(逆L字の並び)で自由席。





私は手前側2列目の席に座る。





舞台上には赤い椅子が手前側と右側の席側を向いて置いてあり奥側には小さいテーブルなどが置かれている。






19時35分過ぎ舞台の幕が上がる。





上演時間は約1時間15分でした。




『纏者の皿の・赤』(中編)約1時間。




『纏者の小皿・赤』(短編)約15分。




ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。



『纏者の皿の・赤』(中編)



若くしてこの世を去った伝説のアイドル杏仁京子(奥野亮子さん)その肉体はバラバラにされ、高額で取引されていたということはごく一部の人間しかしらない。



彼女は『r細胞』の持ち主『纏者』だったという事も噂話でとどまっていた。←纏者とはr細胞保持者の事で纏者の皿はそれを利用する営利団体の事である




杏仁京子を崇高していたアイドルグループ『tink☆rink(ティンクリンク)』のメンバー櫛羽亜鶴(くしばあず)(駄場詩織さん)廓文(くるわふみ)(寺田結美さん)釵奏絵(さいかなえ)(片渕真子さん)そしてもう1人のメンバーでもある立花詠歌は杏仁京子の心臓を食べ杏仁の姿に変わる。




その姿をみたリーダーの廓は首を絞めて殺害してしまう。




メンバーはその事実を隠しながらアイドルグループは解散それぞれの進む場所へ。





櫛羽は傷害致死の前科を持つ女装が趣味の那智真守(野川雄大さん)と付き合い始める。





一方釵のところへNPO法人『エルフロンティア』代表の八坂美也子(小崎愛美理さん)が尋ねてくるのだが…




『纏者の小皿・赤』(短編)


釵奏絵(片渕真子さん)と同じ仕事仲間でもある白下絹(須田マドカさん)そんなある日NPO法人『エルフロンティア』の青柳豊(函波窓さん)が尋ねてくる。



青柳はこの店に杏仁京子の肉片がある事に気づいてそれを回収しにやってきた。




アイドルグループ『tink☆rink』の釵の事が好きだった白下はある行動に出るのだが…





杏仁京子という人物を中心にそれに関わる人たちが狂い始める描写はジワリとくる感があって人間の欲望的なところとそれぞれの葛藤も描かれていてフロトポらしさも合わさって見応えのある作品になっていました。





誰しも憧れの存在はいたりして実際もし憧れの人になれるとしたら…どうなっていくのかという部分も表現されていた作品でもありました。





人肉を食べるというのはちょっとショッキングでもあったりしますが実際そういったシーンがある訳ではなくインパクトはありましたね。





杏仁の人肉を食べると杏仁の姿になるんですけど時間が経つと元に戻り心臓を食べたら元には戻れないという設定。




今回2面を使った席になっているので観る場所によってかなり違いが出るので同じ作品でも違った表情が観れると思うのでそのあたりも見どころ。





奥野亮子さん演じる杏仁京子は伝説のアイドル(歌姫)で最初に登場するシーンでの赤い衣装はインパクトもあって圧倒的な存在感を出していました。




劇中でかかっている歌は奥野亮子さんが実際歌を披露していて。




帰り際に購入したんですけど…←CD1000円(写真付き)





遠い日の約束という歌が印象深く残っています。←いい曲です



この曲を聴いた時山〇〇恵さんの『いい〇〇〇ち』を思い出しました。




奥野さんの歌もなかなか聴くことはないと思うので貴重ですよね。




アイドルグループ『tink☆rink』の3人が登場するシーンでの客席の前列の人たちをみてセリフをいうシーンもアイドルライブさながら?な演出であのあたりも面白いです。




櫛羽役を演じる駄場詩織さんはアイドルグループ『tink☆rink』の元メンバーでもあり今は彼氏でもある真守の事が好きで無痛病の彼を助けようとするんですけどそのあたりのやり取りの健気さもあったり。←杏仁の肉を食べて痛みを感じるようになるシーンも印象的




八坂役の小崎愛美理さんはNPO法人『エルフロンティア』の代表で纏者の皿を撲滅させたいと思っている役柄。




以前弁護士役をやっていた事もあると思いますけどあの感じに近いようなそんな存在の役柄で。




登場シーンは少ないですが印象深い役柄でもあります。




短編の方に登場する白下役を演じる須田マドカさんはアイドルグループ『tink☆rink』が好きで特に釵奏絵の事を好きな存在。




釵を邪魔するものは許さないという感情を表に出した時のあの形相が凄かったです。





あんな役を観たのも初めてだったので。





中編と短編のアナザーストーリー的な構成も良かったですし1時間15分という時間もちょうどいい感じで良かったです。





出演者の方々ありがとうございました。





5月27日(日)まで上演していますので気になる方は是非。





最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)