4月30日(月・振休)19時の回を観てきました。
場所は浅草にあります浅草九劇。
作品は月刊「根本宗子」第15号『紛れもなく、私が真ん中の日』。
初日公演を観てきました。
根本宗子さんの作品はいくつか観てますけど今年に入って初作品になります。
18時30分過ぎに劇場に到着。
入口でチケット半券を切ってもらい中へ。
入口近くの物販コーナーでパンフレットを購入。
そのあと劇場内へ。
今回の席はA列10番。
前から2列目のほぼ中央席でした。←出演者の表情が間近で感じられました
舞台には奥側上の方に花瓶の絵の額縁が数点中央にはカーペットなどの洋風の家のセットが組まれている。
舞台上では既に数名(10名)の出演者が集まってゲームをしたりしているやり取りが展開していて。
19時5分過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間30分でした。
ここからネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
山中志歩(山中志歩さん)は父親が病院を経営していて裕福な生活を送る家庭。そんなある日志歩の誕生会に呼ばれた仲の良い祥子(藤松祥子さん)桃子(尾崎桃子さん)もね(城川もねさん)紗良(高橋紗良さん)と学校の担任の先生から他の生徒も一緒に誕生会に参加させるよう言われあまり関わりのない人達寛佳(小林寛佳さん)委員長の春香(中山春香さん)夏(福井夏さん)沙知(大竹沙知さん)美佑(岡美佑さん)瑞樹(川村瑞樹さん)笑菜(近藤笑菜さん)香奈(伊藤香奈さん)の面々。
志歩の家でメイドとして働く桃子の母親(森桃子さん)が現れその振る舞いに少し恥ずかしい気持ちになる桃子だったが…
尾崎桃子さん、安川まりさん、伊藤香奈さん以外は初めて見る方々だったんですけど…
21人の個性がかなり濃く出ていて凄いメンバーを集めた印象でした。
それぞれのキャラクターの性格が被っていないだけでなく1人1人の印象がそれぞれ特徴的で面白い。
一部の出演者はその人達の数年後という設定もあって性格面を役柄として似せていて容姿とか雰囲気とかのシンクロ率が半端ではなかったですね。←根本さんがオーディションで選んだ理由もこれを見てわかるような気がします
出演者12人による最初の真ん中ゲームでのわちゃわちゃ感が凄くて圧倒されました。
ここで真ん中になるメンバーはある意味ここでアピール出来るところでもあるのでキャスト紹介的な意味合いも含まれているのかなと思ったり。
そこから色々な展開に発展していく演出は根本宗子さんならではだと思わずにはいられませんでした。
嘘やいじめや裕福な家庭と一般家庭との違い、そこから一気に崩壊していく家庭など。
尾崎桃子さんの舞台も久しぶりに観たんですけど良い立ち位置の役柄だったり、良い部分でコミカルな表情や表現をされていたりしていて観ていて面白かった。母親役の森桃子さんとのセリフのやり取りも絶妙でした。
服装がお嬢様風だったのも良かったです。
安川まりさんと藤松祥子さんは祥子の過去と現在を演じる役柄でもあって容姿が2人共凄く似ていて2人から放たれるセリフも感情も印象深かった。
この作品の中心人物でもある志歩との関わり合いを最ももっている存在なので。
以前劇団ハーベストのメンバーだった青山美郷さんが根本宗子さんの作品に出演していましたが、その時も容姿とキャラのギャップに驚きましたけど…今回の高橋紗良さんのキレキャラと容姿のギャップが凄かった。
劇団ハーベストが逸材揃いという部分も改めて知ることが出来ましたね。
高橋さんの数年後を演じる椙山さと美さんキャラも高橋さんに負けず劣らずの勢いで笑わせてもらいました。
伊藤香奈さんがいるあのトリオのやり取りもインパクトありでしたし。
自転車シーンでは某映画(〇〇〇〇ハアハア)を思い出すような演出もあってそのあたりは知っている人にとってニヤリとさせられる場面でした。
謎の少女?チカナガチサトさんのあのビジュアルから役の雰囲気が怪しげで存在感も凄かったです。
寛佳の母親役の比嘉ニッコさんも強烈な個性を持った役柄で桃子の母親でもある森さんとの絡みも面白かった。
最後に登場する志歩の数年後を演じていた増澤璃凛子さんもインパクトがありましたね。
過去の志歩とはまるで容姿が違っていてその背景には色々な出来事があり。
安川さんとのやり取りも印象的でした。
全員で合唱するシーンも聴き入っていました。
あの歌詞の中にはこの作品で語りたかった事が色々詰まっているようなそんな気がします。
本当に良い作品を観せていただきました。
出演者の方々ありがとうございました。
5月13日(日)まで上演されていますので気になる方は是非。←毎回当日券は出るようです(日によって出る枚数が変わるようなので公式サイトをご覧ください)
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)