3月4日(日)13時の回を観てきました。
ゲストで山岡竜弘さんも出演していたこととコングラッチェメンバーでもある清田絵利架さん、阿佐建史郎さん、清水優さんも出演されていたので。
86プロジェクト作品はいくつか観させていただいてカジワラタクトさんの作品は心に突き刺さる作品が多いというイメージ。
12時過ぎに到着。
12時30分になり開場。
受付で3000円を支払い劇場内へ。
舞台上の壁側には白い布切れのようなものに黒いシミのような模様が描かれていて舞台中央下のところに半円の台座が置いてあり舞台上右側にはグレーのボックスが置いてある。←中央にはハイアーザンザサンのロゴ映像が映し出されている
席は3列目の半円台座の直ぐ斜め脇の席に座る。
その後受付でパンフレットを購入。←500円でした
その隣は役者が舞台で通る黒いシートが横に広がっていました。
最初観劇に際しての注意事項を出演者メンバーが紹介する映像が流れる。
13時になり出演者でもあるケンジ役の阿佐建史郎さんと天童天音役のカジワラタクトさんが注意事項の補足として前説に登場。
2人のやり取りも面白かったです。←阿佐さんがボケてカジワラさんが突っ込むような
お客さんを巻き込んでの出演者のハイアーザンザサン♪の掛け声と共に片手を上に挙げて『サン!』というやり取りも。←出演者の中に音程が違う人?もいたようですけど
14時10分舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間45分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
ゆとり世代と言われる就職浪人中の川上マツリ(大野淳基さん)は学生時代に知り合った結城トモ(松森謙治さん)と喫茶店で話している。
その脇では不幸請負会社『Un Lucky』の社長天童天音(カジワラタクトさん)と秘書でもある鮫肌黒子(志藤彩那さん)が2人のやり取りを聞いていた。
天童はマツリを見て不幸な顔をしているといい名刺を差し出す。
不幸請負会社とは依頼人の不幸を請負い幸福な気持ちを提供するそんな仕事。
ここで働いてみないかとマツリを誘うのだが…
それぞれにとっての幸福とは何か?を考えさせらるような話が展開されていってその為には嘘も必要な描写もあったりして心に突き刺さるストーリー。
認知症を患った兼三(長嶺一生さん)と嘘の息子役を演じるカフェの店員(介護士)ケンタ(高木佑俊さん)
彼氏でもあるユウジ(阿佐建史郎さん)との関係が壊れるのが怖いと思っている山田花子(鈴木沙菜絵さん)しかし花子は顔を整形したことを隠していて…
結城トモ(松森謙治さん)の教え子でもある生徒が自殺をはかり自分の不甲斐なさに悩む。
天童天音(カジワラタクトさん)の兄でもあるタツオ(大崎泰樹さん)が娘でもあるクロ(宗宮利衣徒さん)に性的虐待をしていた事実をしりクロはケンタを刺してPTSDになり記憶を無くした黒子(志藤彩那さん)を側で見守る。
重い話の中での天童の遅刻ネタで笑わせるシーンや所々での笑いのシーンがある事によってこの作品の重い部分が少し和らげてくれるところは救われるところはありました。
カジワラタクトさんの笑わせる部分の演技と陰の部分を見せるシーンもいいですよね。
今回のゲストでもある山岡竜弘さんは主人公でもあるマツリの同級生役でラッパーという出で立ち。
ラップ対決シーンでは大いに笑わせてもらって。
ラッパーの衣装もあまり見たことなかったのでその部分でも貴重でした。
Wキャストでもある愛実さんや清水優さんもラップを後押し。
中盤でのこのシーンがあるから前半後半のシーンがいきてくるような気もしました。
女性出演者のそれぞれの役柄も魅力的で特に黒子役の志藤彩那さんの演技は見事でした。
ドSキャラを出していてそこが笑い要素にも繋がっている反面で暗い表情をする部分もあったり特に目で訴えかけるあの力強さは凄かった。
自然と引き込まれて気持ちもこちらに伝わってくるあの演技は志藤さんならではなのかと。
今回Wキャストでもある清田さんのクロの主治医でもある役とラストに登場するマツリの母親役も印象的だったり。
阿佐さんのユウジ役も最近では食いしん坊キャラではなくちょっと陰のある役だったりがあったりそのあたりがまた違った一面が見れて良かった。
19歳でもある大崎泰樹さんは今回天音の兄役タツオを演じていましたけど普段の見た目と役とのギャップが凄かったなと。
終演後ハイアーザンザサンのメンバーからの告知などがあり物販についての説明が終わった後に公演カードを購入。
出演者の方々ありがとうございました。
次回は3月24日(土)と25日(日)の公演になるので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)