2月11日(日)13時の回を観てきました。
場所は八幡山にあります八幡山ワーサルシアター。
作品はツツシニウム#4『ノコッタカンカク』。
図師光博さんが出演されていたので観てきました。
他の出演者の方々もバク袖や他の作品でも観ていたところもあって。
12時過ぎに劇場に到着。
既に劇場に列ができていたので最後尾へ並ぶ。
12時30分になり開場と受付開始。
受付で4000円を支払いチケットを受け取る。
劇場内に入り席は自由席だったので4列目の中央通路の左側から3番目あたりの席に座る。
舞台上には回りが白い壁のようなセットが組まれいて床には白い布のようなものが数枚散乱している。
少しすると舞台上に出演者でもある福地慎太郎さんが前説の為舞台に登場。
注意事項などを説明する。
13時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間30分でした。
ここからネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
戯曲マクベスの稽古をしている男1(図師光博さん)それを見守っている男2(福地慎太郎さん)男3(星璃さん)女1(久保亜沙香さん)女2(水崎綾さん)女3(安達優菜さん)
そこへ遅れてやってきた男4(門野翔さん)遅れた理由を福地さんに話し出す。
真剣に役と向き合ってセリフに没頭する図師さんに水崎さんがお腹が減ったといって周囲の空気を読んでいない様子。
図師さんがいる場所を変えてセリフを読み始め前にいた場所に水崎さんが行くとお腹が減りがおさまったという。
周りの人たちがその場所にカンカクが残っているからなのかといったその時…突然図師さんの様子がおかしくなり台本に文字を書き始める。
そこに書いてあった文字には『カスパー・ハウザー』という名前が書かれていたのだったが…
シェークスピアのマクベスを作品に取り入れながらその中にカスパー・ハウザーという人物の生涯を描き残留思念のようなやり取りが不思議な感覚と幻想的な映像で作品がどんどん進んでいく内容に魅入っていました。
星空や農村の道や雪景色などの映像が映し出されその映像の中に出演者が溶け込んでいくような演出もとても好きなシーンで。
それぞれの出演者の個性も作品の良さを引き立てていると思えるそんな作品。
ちょっと笑えるシーンや感動出来るシーンも随所に盛り込まれていてそんな部分も良かった。
図師光博さん演じる役は真面目に演劇作品に取り組もうとしている人物でマクベスのセリフをいう時の熱量が半端ではなかった印象が強かった。
カスパー・ハウザーの残留思念を受け取った時の役では言葉を喋る事が出来ない表情や仕草を見せていて。
今までとはまた違った図師さんの表現力の力強さと引き出しの多さに魅せられてそんな姿を観られて良かったと思う場面も。
今回も少しだけ笑わせるシーンもあったりするんですけど…そこもまた図師さんらしさ。
カスパー・ハウザーとはドイツの孤児で16歳頃に保護されるまでの間は塔の中にある地下の牢獄に閉じ込められていた人物。
言葉などを話す事が出来なかったが発見後教育を施され少しずつ会話出来るようになるも何者かによって暗殺されてしまう。
特異なまでの鋭敏な五感をもっていた人物でもある。←暗い中でも物が見えたりなど
水崎綾さんの天然で空気が読めない役はコミカルさもあって面白かったしかたや超真面目な安達優菜さんも役も門野翔さんの不真面目でちょっとチャラい感じの役との掛け合いも良かった。
久保亜沙香さんのちょっと遠目から見ていておっとりとした雰囲気のある優しい女性と星璃さんのクールで物事に対してスパッと言い放つ役柄もいい。
そして中立の立場である福地慎太郎さんの役それぞれの役柄がうまく合わさって作品をより深いものにしていたと思います。
カーテンコールでは星璃さんが代表でコメントをされていました。←2回目では福地さんがされてましたけど
図師さんには面会の際購入していた写真にサインをいただきました。
ありがとうございました!
出演者の方々もありがとうございました。
2月12日(月)まで上演されていますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)