1月25日(木)19時30分の回を観てきました。
場所は下北沢にあります下北沢アレイホール。
作品は劇団藤村聖子第2回公演『シンクロニシティ』。
劇団藤村聖子は前回の作品『花瓶の中の海』を観て今回で2回目になります。←あれから1年半ぶりのようですから
下北沢アレイホールは今回が初めて。
19時近くに劇場に到着。
エレベーターで3階へ。←3人くらいしか乗れないので階段を利用した方がいいかもしれません
入口の受付で3000円を支払いチケットを受け取る。
席は自由席で1列目が桟敷席その後ろが椅子席になっていて2列目の中央の席に座る。
19時30分過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間50分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
とある湖畔にあるロッジ。
本来こんな場所にロッジがあっても誰も泊まる客はいない…
そんなロッジのオーナー(山岡竜弘さん)の前に4組の客が訪れる。
偶然集まった4組何気ない話の中で1人の女性(藤村聖子さん)が裏手にある湖畔(さい湖)には徳川埋蔵金がねむっている都市伝説的な話をはじめる。
そして1組のカップル(岸茉莉さん、金井浩人さん)をみて自分と似ているような事を口にする女性(櫻井亜衣さん)
少しずつ話がシンクロしていく…
8人の男女のそれぞれの愛とは何かを語る中でこの作品のきっかけになった先生(岸茉莉さん)と生徒(金井浩人さん)が駆け落ちをしてこのロッジにやってくることからこの話は始まってやがて女性出演者が同一人物(岸茉莉さん、櫻井亜衣さん、北村味加さん、藤村聖子さん)だという話にたどり着く展開は成る程と思いました。
1人の女性が好きな男性と色々な経験を経てようやく出会ってその場所が駆け落ちをして訪れたロッジという話も深い。
出演者の衣装が白で統一されているところも良くて。
出演者の繋がりがどうなっているかという謎の部分が徐々に明らかになって最後1つに繋がってすっきりという展開も良かったです。
特にこの作品女性が観るとまた色々な複雑な感情のようなものがわかるのかな?なんて思いました。
それぞれの『愛』という形が詰まった作品なのかと。
出演者の方々も魅力的でそのあたりも良かったですね。
藤村聖子さんは『天然コケッコー』に出演していた時から知っている方だったりして前回の作品から推定恋愛+の2月公演も観ていたりしましたけど…
ちょっとミステリアスな雰囲気もありつつ遠くを見つめる視線とか表情とか素敵だなと思いますよね。
特に今回山岡竜弘さんとペアを組んで挑んでいましたけどこの2人の関係性みたいなものも良かったと思いますしラストのシーンが好きなので。
山岡竜弘さんのオーナー役も今まで客演で作品をいくつか観させていただいていましたけどいい人そうな感じで実は…悪い人みたいな役どころが多い中での今回の最初から最後までいい人というのも良かったですし。
朝劇とはまた違った渋さのある山岡さんが観れたそんな作品でした。
今回初めて観た岸茉莉さんの演技も良かったです。
出演の方々ありがとうごさいました。
1月28日(日)まで上演されていますので気になるかたは是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうごさいます(o^∀^o)