8月9日(水)18時30分の回を観てきました。
場所は両国にあります両国エアースタジオ。
作品は劇団空感演人プロデュース『オサエロ』。
岡部直弥さんが出演されているということでA班初日を観てきました。
18時過ぎに劇場に到着。
4500円を支払い劇場内へ。
席は自由席だったので3列目の客席からみて1番左端に座る。
舞台上にはベンチのような長椅子が中央に置いてある。
18時30分過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間30分でした。
ここからネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
小佐野(箕輪 菜穂江さん)は中原(諒太郎さん)という人物を探していた。
祖母でもある夏子から中原宛の手紙を預かったからだった。
祖母はいう人生で最後に逢いたかった人…
そして中原の居場所を突き止めた小佐野は中原と会う。
手紙を渡す小佐野だったが手紙を読む資格がないと話す中原。
祖母との間に何があったのかを聞く小佐野に中原は太平洋戦争末期の『特攻隊』の話を始めるのだった…
太平洋戦争で起こった特攻隊の話で初日でもある9日は長崎に原爆が落とされた日でもあり。
そんな日に観れたこともこの時期だからこそ今観るべき作品なのかと。
中原修(諒太郎さん)と浅井勝彦(長谷川翔太さん)が沢口夏子(大貫彩香さん)を巡っての切ない恋の話があったり。
特攻隊それぞれに家族や好きな人への思いがあったり。
戦争作品の悲しい出来事だけでなく少しあたたかくなれるそんな作品でもあった。
岡部直弥さん演じる柴田武夫は特攻隊の1人でもあって隊の中ではムードメーカー的な存在。
最初の登場シーンがまさか白いふんどし姿だったのには驚きましたけど。
その後の沢口夏子(大貫彩香さん)とのやり取りが恥ずかしそうな感じでそこがまた面白かった。
お調子者みたいなイメージもありますが実は世話焼きの芯が通ったいい好青年役でもあります。
すみこという女性が好きだったのだが告白出来ず役人の男性と結婚されてしまいその事を少し悔やんでいるところもある。
岡部さんの出演作品いくつか観せてもらってますけどこの役は本当に良かったと思える。
柴田のやり取りが全て明るい方向へ導いてくれるようなそんな存在でもあって。
最後上司に手紙を読まれその内容について殴られ傷だらけになっても自分の言ったことは間違っていないというシーンのあの感情を剥き出しにしたところは凄さも感じたしこちらにもその思いが伝わってきました。
表情もシーンごとに色々と変わっていてそんな姿が観れたのも良かった。
出演者の方々ありがとうございます。
上演は8月14日(月)までなので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございました(o^∀^o)