7月7日(金)19時30分の回を観てきました。
場所は高島平にあります高島平LIVEstage hodgepodge。
作品はN企画プロデュースvol.3『稔』。
階段を降りて地下2階へ。
受付で4000円を支払いチケットを受け取り中へ。
入ると目の前に4列ぐらいある座席と中央のところにビニールで作った道があり向かい側にも座席が。←ビニールは向かい側を通る為の場所
自由席だったので私は手前側の2列目あたりに座る。
中央左側手にはギター演奏される工藤圭一さん。
まだ開演ではない時に何人かの出演者が舞台上へ。
19時30分過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間45分でした。
ここからネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
霧島(齋藤健心さん)滝本(田中宏輝さん)岩村(籠谷和樹さん)関戸(蓮井佑麻さん)佐藤(眼鏡さん)5人に共通する事は名前が『稔』ということ。
それぞれが歩んで来た人生を語り始めるのだが…
オープニングでの出演者の名前が書いたフリップをそれぞれ持っていて動き回る演出が好きだったりします。
どうしても出演者の人数が多いと一人一人名前を覚えるのが大変だったりしますけど…結構長い間の取り方をしていたので名前が覚えやすかったというところも。
最後に『稔』という字が完成して照明に照らされるシーンも良かった。
男性キャストが白で女性キャストが黒の衣装のコントラストもいい。
誰しも人生をやり直したいと思ったり自分の性格が嫌いで別の性格が羨ましかったり。
そんな葛藤の中で外から見ると他の人たちがいい人生を送っているように見えるけど。
実際はそれぞれが悩みを抱えていてもがいているそんなシーンが突き刺さった部分もあったりしました。←普通な性格、ヤンキー、目立たない、モテない、ゲイ…
劇中での生ギター演奏と歌が作品をより引き立てていました。
民本しょうこさん演じる霧島雅子は霧島稔のお母さん役で夫から暴力を受けていて精神的にも耐えられなくなり息子を置いて出ていってしまう。
その後その父親を息子が殺害してしまいその罪を被ることに。
民しょうさんの作品はいくつか観てますけど前回の極妻役とは全く違うシリアスな部分が観れたそんな役でした。
目で訴えかけるシーンは凄いの一言で。
切実な思いがこちらにも伝わってきました。
以前レギハイを観させていただいた松本悟郎役の浜野篤志さんは松本七海(山本真夢さん)の父親役で入れ替わりについての研究をしている。
作品的に笑い部分が少なかったりするところで唯一ホッと出来るちょっとあたたかみのある憎めない役柄だったりします。
七海役の山本さんもいい役を演じられていて表情や仕草なども素敵でしたね。
出演者の方々ありがとうございました。
7月9日(日)まで上演されていますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)