1月15日(日)12時30分の回を観てきました。
場所は新宿三丁目にありますSPACE梟門。
こちらで2回目の観劇になります。
11時50分過ぎに劇場に到着。
階段を上がって受付にて3500円を支払いチケットを受け取る。
席の方はB列の8番。
2列目の前回よりもやや中央よりの席でした。
舞台には背もたれが網状になったパイプ椅子が4脚並んでいてその後ろ側には客席側左より小崎愛美理さん、奥野亮子さん、堤千穂さん、川添美和さんの顔写真が飾ってある。
劇場のアナウンスが聞き覚えのある声で…あれっ?と思う。←初日の時には気づかなかったですが…
12時30分過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間40分でした。
前回の感想はこちらから
※前回の感想と被っている部分と新しく追加された感想があります。
ここからはネタばれが含まれますので内容を知りたくない方は読まないで下さい。
女性4人の連続殺人事件が発生その殺人犯は男性カメラマン(橋本恵一郎さん)しかしその後5件目の事件が起こる。その犯行は連続殺人と似てはいるがカメラマンの犯行ではなかった。
その犯行の濡れ衣を着せられたカメラマンは街に出て情報を探す。
その女性被害者の写真は一枚もなく情報をもとに手がかりとなる場所にたどり着いたそこは写真スタジオ『フォトジェニック』。
そこの店主でもある町田古雅音(小崎愛美理さん)とフォトジェニック所属のモデルでもある早船月子(奥野亮子さん)打村瑠衣(堤千穂さん)カメラマンの三崎彩名(川添美和さん)から情報を聞き出そうとするのだが…
2回目の観劇ということで初日で観ていたあやふやだった記憶を辿りながら見逃していた部分や出演者のそれぞれの生い立ち?的な独白部分までどっぷり世界観に浸りながら観ていました。
映像は全く声なしで字幕部分もあったりするところがより惹きつけられる印象で映像の美しさや怪しさなどもあって初日の時よりものめり込みながら魅入っていました。
橋本さん演じるカメラマンも歪んだ美学をこだわり続ける姿勢がまた凄い。
そのこだわりが故に最後は殺されて?しまうのですけど。
そして最後の方での展開とあの人の登場には驚かされましたね。
下條久須美の妹役でまさか福永マリカさんが出演するとは。←シークレットな役でしたから
橋本さんとの電話のシーンで声がすぐにマリカさんだとわかって聴いていたんですけど…そのあと出演もされていて衣装の方も良かったですよね。
←劇場アナウンスの声もマリカさんが担当していたようです
その電話でのやり取りで『以前あなたと会ったことがある』というシーンがあるのですが…映像のシーンでそれらしいものが映っていてその話と繋がったり。
久須美の妹は両親に虐待を受けて死んでしまい、その妹を蘇らせようと姉が身ごもった子供を黒魔術?の力によって妹として復活。
妹は姉が嫌いだったという事実と蘇りたくなかったという気持ちを語る独白シーン。
そんな姉と妹の関係を聞いていて『悪魔を汚せ』のあの妹役の事を思い出していました。
あの時も姉の性格を嫌っていた妹を演じていたので。
その部分でも『悪魔を汚せ』要素が含まれているのかと。
『悪魔を汚せ』を観ていない人にとってはわからない話かと思いますけど。
そういう繋がりみたいな話になっているところは面白いです。
今までマリカさんの出演した作品は色々観てますけど今回のようなシークレットな役は初めての試みだったりして初日に観た時は本当に驚きました。
あの気持ちはなかなか味わえることではないですから。
そんな部分でも新鮮に感じられた作品でもありました。
作品もホラーサスペンスだったりするのですが観た後の気持ちがもやもや感みたいなものはなくスッキリした気持ちで後味も悪くなったですね。
ストレートな感情表現が良かったような気はします。
小崎愛美理さん演じる古雅音は男性と女性の微妙な演じ分けが格好良さもあり怪しげな雰囲気を持った難しい役どころでもあってそれを見事に演じていたのではないかと。
独白シーンでの鋭い眼差しは魅入ってしまうほどでした。
個人的に最後の方でのマリカさんとのやり取りを観れてそのあたりも嬉しく思っていましたけど。
そして奥野さんも幽霊?として登場し同じ舞台に立っていた事もまた良かった。
奥野亮子さんの月子役も最初は自分に自信がない女性だったが橋本さん演じるカメラマンの話を聞いていて徐々に性格も変わっていきこれから頑張ろうとした時に殺されてしまうわけですけど。
そのあたりの微妙に変化していくところが観れたのは良かったですね。
一瞬でも生きていて良かったと思えた瞬間。
今回映像に出演されていた女優さん達も堤千穂さんや川添美和さんも素敵な役者さんでそんな人達が集まった作品が観られて良かったと思っています。
出演者の方々ありがとうございました。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)