11月5日(土)19時の回を観てきました。
場所は三軒茶屋にありますシアタートラム。
劇団チョコレートケーキの作品も今回が初、そしてシアタートラムでの観劇も初になります。
18時過ぎに到着すると既に劇場前には長蛇の列が。
18時15分になり受付開始。
右側が予約していた方の受付左側が当日券を購入される方の列にわかれる。
私は右側の受付で3500円を支払いチケットを受け取る。
劇場内に入り席を探す。
今回B列7番の席。
なんと最前列の客席側からみて左側から7番目、ほぼ中央の席だったのでとてもいい場所で観ることが出来ました。
舞台上には赤いアームチェアに背もたれには菊花紋章、頭上から椅子の周りまで幕のような布で覆われている。
19時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は休憩無しの2時間30分でした。
ここからはネタばれが含まれてますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
激動の明治から昭和にかけた明治天皇(谷仲恵輔さん)大正天皇(西尾友樹さん)昭和天皇(浅井伸治さん)とそれに寄り添って共に生きた人々の物語。
舞台セットはシンプルだけどその場所に置いてある椅子からは凄まじいほどの存在感が流れていました。
作品は大正天皇を中心としたそこに関わった人達の話が展開されていて。
私もあまり歴史は詳しくはないのですけど初めての方々でも入り込める作品で歴史を知っている方であればより深く作品の世界観に入れるのかと思います。
生まれながらにして天皇という位を全うしようとしていた大正天皇の優しさみたいなものを感じながら自分の身が病に侵されていてもなお頑張ろうとする姿に胸をうたれました。
今回出演者されていた役者陣が本当に凄い方ばかりで一人一人の役柄の重厚感が半端ではありませんでした。
2時間半近くの作品を初めて観ましたけど一人の見届け人として作品の中に入り込んでいる自分がいました。
その中でも特に気になった役者さんが大正天皇役の西尾共樹さん、皇后節子役の松本紀保さん、原敬役の青木シシャモさん、大隈重信役の佐瀬弘幸さん。
西尾さんのあの優しさが溢れている天皇と病に侵されてたあとの姿に圧倒されて凄さが体から滲み出ていたそんな役を演じていました。
松本さんの大正天皇の陰で見守るという存在感も素敵で優しさに満ち溢れた役にホッとした部分も。
青木さんの天皇を守ろうと必死になっている場面や守り切れなかった悔しさみたいなシーンにも心を打たれました。
佐瀬さんの存在感のある大隈役はセリフ1つ1つに威厳みたいなものが感じられて圧倒されたところも。
そして圧倒的な存在感を出していたのが明治天皇役の谷仲恵輔さん。
天皇は常に絶対的な存在でなければならいと語るシーンには眼を見張るものがありました。
色々と舞台観ていますど、これ程の圧倒的な大人の舞台だと感じて観れたのが本当に良かったと思っています。
公演は本日11月6日(日)14時の回が千秋楽となっていますので気になる方は是非。
出演者の方々ありがとうございました。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)