9月21日(水)15時の回を観てきました。
場所は渋谷にあります渋谷松濤BarBASE。
入口付近の場所の受付で2500円を支払いドリンクコインをもらう。
ちょうど受付隣では女性の方がピアノを弾かれていて雰囲気を出していました。
左側にバーカウンター、右側に椅子が並べられていて最前列の前あたりに舞台で使われる椅子やテーブルが置かれている。
私は入口近くの後ろから2列目の通路側に座る。
15時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約55分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
恩師(怪物先生)でもある葬式の帰り海に近い場所にあるとあるバーの店主岩沢(山本佳希さん)とそこに新井(藤本稜太さん)もやってくる。
岩沢も教師をしていた時代がありその教え子でもある新井と怪物先生の話を語り始まる。
そんな時かつての教え子でもあった大野(生見司織さん)がやってくる。
この場所で怪物先生の娘でもある竹谷(安川まりさん)と待ち合わせをしているという。
竹谷も岩沢の元教え子でもある生徒だった。
竹谷がバーに入ってきて女同士の話をしたいから席を外してくれと岩沢に頼む大野…女性2人になった時過去に同じような経験をした出来事を話し始めるのだが…
バー店内の雰囲気の良さと小さな空間の中で展開される4人芝居はゆったりとした時間が流れていてスピーカーから流れる波の音がまるで窓の外を眺めるとそこに海が広がっているような感覚も味わえました。
女性ならではの男性に対するもどかしさみたいなものが作品に現れていて女性の方が観られたら共感する部分もあるのかと思いながら観てました。
女性2人の過去の出来事が妊娠したことでそれぞれの父親が岩沢と新井だということは何となくそうなんじゃないかなと思いながら観ていたところもあったので。
後半のシーンでの行動には納得した部分もありました。
今回観に行こうと思ったきっかけが福永マリカさんがこの作品を勧められていたので。
生見司織さんは以前『鵺が、』vol.1〜ほころぶに出演されていましたから。
あの時は朗読劇で説明文(ナレーション的な)を読まれていて今回初めて芝居を観せていただきましたけど落ち着いた雰囲気を持ちつつしっかりとした演技をされていて見入ってしまいました。
安川まりさんも今回の舞台で初めて観ましたけど爽やかに魅力的な役を演じていましたね。
これは個人的に思ったことなんですけど…所々のシーンでどことなくマリカさんの演技に近い印象を受けたりしました。
男性出演者の山本佳希さんは深みのある役を演じていて、藤本稜太さんも爽やかさもありながら葛藤する場面もあって、4人それぞれの良さみたいなものが物語に深みを与えていたような気がします。
バーカウンターに置いてあった花瓶に飾られていた向日葵も印象的でした。
出演者の方々ありがとうございました。
東京公演は9月22日(木・祝)まで神戸公演は9月24日(土)から25日(日)まで西代酒処よしやにて公演されますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)