6月8日(水)19時の回を観てきました。
場所は池袋にあります池袋シアターKASSAI。
18時過ぎあたりに劇場に到着。
既に劇場周りには列が並んでいる。
女性のスタッフの方に聞くと既に受付をしているということだったので左側の扉から入るとすぐ右側が受付になっていてそちらで4000円を支払いチケットを受け取る。
席は自由席のようで整理番号順に案内されるようだ。
入口右側の扉の方ではブロマイドなどの物販コーナーがある。←パンフレットは終演後に販売されるらしい価格は2000円
18時30分になり開場。
中に入ると中央に舞台があり客席が正面と左側の2カ所ある。
私は客席側からみて正面左側の後ろあたりで観ることに。
舞台上には木の椅子が4脚と丸い木のテーブルが置いてある。
19時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は2時間10分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
1940年の冬、港で珈琲を飲む男神田(土田卓さん)は単身満州へ渡る。
東洋一の映画撮影所、満州映画製作所の理事に就任した元陸軍憲兵大尉甘粕正彦(高田淳さん)。
新作映画『怪人二十面相』の製作発表がされようとしていた時、殺人事件が起こる。
死体のそばには『怪人二十面相参上』と書いてあるメッセージが残されていた。
この作品は江戸川乱歩に登場する明智小五郎や小林少年、怪人二十面相、蜘蛛男、黒蜥蜴など江戸川乱歩の作品好きにはニヤリとさせられる名前が登場し舞台を盛り上げます。
他にも歴史上の人物が登場したり。
演出がミュージカルのような印象を受ける場面展開があったり、次から次へと映画のワンシーンを思わせるような展開をみせたりと観ていて飽きさせず物語の世界へ入り込んでしまいました。
図師さん演じる矢島誠一郎は少しお調子者の役者役でこの映画の怪人二十面相の役を今回演じることとなる。←以前はアルセーヌ・ルパンの役もやったとか
タキシードのような衣装に黒い帽子という出で立ちでかっこいい部分も見せつつ3枚目要素も全開に出していましたね。
特に今回の作品での笑いどころは殆ど図師さんが持っていっているといっても過言ではないほどの活躍ぶり。
朝劇で見せる笑いどころのある図師さんとは違うハイテンションな笑いは見どころの1つです。
そして女性に膝枕をしてもらうというシーンも。
今回後ろの方で観ていたので表情などはわからなかったのですが…最前列で観た方はその様子がしっかり観れると思います(^^)
その他の出演者も個性豊かな方々が多く。
女性キャストの方々の少年役が気になりましたね。
特にシャオリン役の白井那奈さんは存在感があってセリフ回しなども凄いなと思って観ていました。
縣ミドリ(黒蜥蜴)役の百合沙さんの大胆な衣装もさる事ながら後半からの展開で見せる正体にも注目です。
後ろ側で観ていても存在感ありましたから最前列の方はドキドキしながら観ていたのではないかと(*^^*)
李香蘭役の本木夕貴さんも優しい歌声と最後のシーンも注目ですね。
男性出演者もそれぞれ個性が出ていて甘粕正彦役の高田淳さんと栗田少佐役の星璃さんが舞台に立っているだけでも存在感のある役柄が印象に残っています。
あるシーンで銃を撃つところが何か所かあるのですが、結構音が大きくて驚きました。
不意にこられるとびっくりするかと思うので大きな音が苦手な方はそんなシーンもあることを予め知っておいた方がいいかと。
この作品最低でも2回は観ておきたいところです。
個人的に2回観られる方は正面の前列と左側の席で観た方が全く違った角度から作品をを観れるかと思います。
2回以上観られる方は正面前列、後列、そのあと左側で観た方がいいのかと。
終演後ダブルコールがありました。
出演者の方々ありがとうございました。
6月12日(日)まで公演していますので気になる方は是非劇場まで。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)