5月28日(土)13時の回を観てきました。
場所は渋谷にありますシアターコクーン。
11時45分あたりに劇場に到着。
既に前には10人ほどの人たちが並んでいる(^_^;)
12時になり当日券発売。
女性スタッフの方から1階席の立ち見席か、コクーンシート、2階席の数席があると説明される。
舞台が行われる場所が左右でのシーンもあるようでその場合立ち見席だと観づらいと言われる。
なので2階席の場所を選択。
A席8000円を支払いチケットを受け取る。
12時30分開場。
入口で女性スタッフの方に半券を切ってもらい中へ、入口左側ではパンフレットが売られていたので1800円で購入。
第一幕が1時間、それが終わったあとは15分の休憩が入り第二幕が55分、その後再び15分の休憩後第三幕が50分でした。
舞台上には一軒家のセットが組まれていて客席側から見て1階の右側には書斎の部屋、中央には赤いソファーなどがあり奥側には階段もある。
左側にはキッチンが奥側にあり手前側にはテーブルと椅子が並んでいる。
2階には屋根裏部屋などもある。
今回の席は2階のC列3番。
ただ出演者の細かな表情はわからなかったのでそのあたりは残念なところ。
13時過ぎに舞台の幕が上がる。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
オクラホマ州の片田舎にある古く大きな家、そこにはアルコールに溺れる詩人ベバリー(村井國夫さん)とその妻バイオレット(麻実れいさん)が住んでいた。
ある日ベバリーが失踪、バイオレットは薬物を過剰摂取し錯乱した状態が続く。
そんな中、長女バーバラ(秋山菜津子さん)とその夫ビル(生瀬勝久さん)娘のジーン(小野花梨さん)が家にやってくる。
バイオレットの妹マティ・フェイ(犬山イヌコさん)夫のチャーリー(木場勝己さん)。
次女のアイビー(常盤貴子さん)もいる中、保安官のディオン(藤田秀世さん)よりベバリーが自殺したという連絡が入る。
そのあと三女カレン(音月桂さん)と婚約者のスティーブ(橋本さとしさん)とマティの息子リトル・チャールズ(中村靖日さん)もやってきて家族全員でテーブルを囲むのだが…
それぞれに悩む家族たちがぶつかり合っていく部分は時に笑わせるシーンなどもあって観ていて飽きることのない作品でした。
この作品は薬物を投与して錯乱するバイオレットやバーバラの娘ジーンがマリファナを吸ったりするシーンなどもあったりしてそのあたりも衝撃だったりしますが、いとこ同士が恋に落ちてそれが実は異母姉弟だったと知らされた時のシーンも印象深い。
血族同士の話などもあり先日観た作品と少し被るところもあったので感慨深く観ていました。←化け物というセリフなどもあったので
出演されている方々も個性的な方が多く私の好きな役者さんもいたりそのあたりも楽しめました。
ケラさんの作品は『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』や『グッドバイ』に続いて3回目でしたが笑いの部分が面白く表現されていて作品自体はシリアスな部分もあるのですがそのバランスが良かったですね。
ケラさんの作品では多く出演されている生瀬勝久さんの役柄も自分の娘に年が近い相手と付き合っていて不倫している役なのですが。
奥さんや娘に文句を言われるシーンなどは情けなさが滲み出ていて思わずニヤリでした。
特に笑いを多く誘うシーンに登場していたのが犬山イヌコさん。
犬山さんの独特な演技と表現力は凄いものを感じます。
序盤でのジーン役の小野さんの胸を揉むシーンが強烈過ぎたました。
しかも何度も何度も繰り返しですから(^_^;)←女性キャストだから許される部分かとも思いますけど
この犬山さんの役も実は姉の夫ベバリーと関係を持ち産まれてきた子がチャールズだったという告白。
しかし何故か息子に冷たく当たる言葉の数々、姉のバイオレットも同じく娘たちに罵声を浴びせる。
それは自分たちの母親からも同じように受けていたものだったから。
そのあたりも血のつながりみたいなものを感じました。
ドラマでも出演されている橋本さん、中村さん、村井さん、木場さんの役柄も良かったです。
常盤貴子さんはいとこである中村さんの事が好きになってしまう役…しかしそれは叶わぬ恋で終わってしまうところが悲しいシーンでした。←実はいとこではなく姉弟という話に
家族全員で食卓を囲むシーンではステージも回転していて観ていて凄いと思いました。
出演者の方々ありがとうございました。
東京公演は5月29日(日)まで大阪公演は6月2日(木)から6月5日(日)まで森ノ宮ピロティホールにて上演されますので気になる方は是非劇場まで。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)