1日違いで2人の知人の訃報が届いた
高校の校長だったM先生と水彩画のT先生だ。M先生は退職後、読書会を主宰され誘いを受けて何年か通っていたことがある

T先生とは長い付き合いで私の水彩画の先生だ。2人の先生に共通するのは昭和2年生まれの特攻隊の生き残りである。M先生は「平和」がテーマの講演会で話されたことがあるから昔から知っていた

T先生は長野県U市へグループでスケッチ旅行に行ったとき「無言館」という戦没画学生の残した作品ばかりを展示してある美術館で作品を鑑賞したあと、ずっとそれこそ無言になってしまわれた

次のお稽古の日、先生から「実は私も特攻隊に志願して行ったんだ。飛ぶ日の前日に終戦になったから、こうして生きている」
と。その日は絵の練習は中止して特攻隊の話を聞いたのだった

あの時代に若い命を捧げて国を護ろうとした人が亡くなってしまった……
それを思ったら涙がしばらく止まらなかった。2人の先生のご冥福をお祈りします
そして平和な日本でありますように