1年ぶりの日本昔話です
昔々あるところに鴨を捕って暮らしている権兵衞という男がおったと
(独身よ
念のため)来る日も来る日も権兵衞は近くの沼へ行き、鴨がかかるように罠を仕掛けていた
鴨が罠にかかるまで紐を手に握りしめ、岸辺の草わらに身を隠していなければならない
退屈でしかたがない
(
ゲームもない時代
)沼の向こうの道を歩く女の子に声をかけるどころかクシャミもできない
1日1~2羽捕まえて
町の料理屋まで売りに行かねばならないのだ

「あ~毎日嫌だなぁ…虫に喰われてもイタイと声を出せず我慢して」ブツブツ…
「あっ
そうだ
いいことが閃いたぞっ」その晩遅くまで権兵衛は罠をたくさん作った
調子に乗って鴨の数以上作ったかも…
翌日たくさんの罠を仕掛けた権兵衞はドキドキ
鴨が架かるのを待っていたらハックション
とクシャミしてしまったそのため鴨たちは足に罠を付けたまま大空へ舞い上がったから、さあ~大変

「ひぇ~助けてぇ
」権兵衞は紐を握ったまま鴨と一緒に空を飛ぶことになったの(気球体験?)
空から下を眺めると
(ようそんな余裕が…)
傘屋の庭には色とりどりの傘を開いて広げてあった


渦巻き模様の傘を見ていたら目が廻った権兵衞は思わず握っていた紐を離してしまった

ひゆ~と空から安全着地した権兵衞(嘘だろ)は怪我がないばかりか、傘屋の娘と良い仲となり嫁にしたんですと

字数が過剰になるから大急ぎで終わりにしました
毎日退屈な仕事でも工夫次第で幸運が訪れるという説得力の乏しい昔話でした
よい子は読まないでね