節分の頃に思ってたことと、、ゴールを決めました^ - ^ | yumi Wien

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2月3日の節分の日が旧暦の節目の日でもあったので、その日に書いたもののずっと下書き保存していたことをそろそろきちんと出そうかと思い、その時の思いとマグノリアのコンサートも終わり落ち着いた今の自分の思いを整理しました。



「歌と向き合う時間をいつもより作った」と2月1日の記事に書いたのですが、その理由というのは…


歌の先生ではないのですが、信頼している方に「あなたの歌は響きがないから何も心に響いてこない」とはっきり言われまして。




これは「歌の才能が無い」ことよりも致命的かなと。



「(歌劇団の)トップになった方は全員生まれ持って響きがあるから(表現したいことが)伝わるけど、あなたが出てくると途端に何も伝わってこないのよね、、」と仰ったのを聞いて数日考えてたのですが、持って生まれてきていないことにこれ以上時間をかける必要はないんじゃないかと。




ダンスは体の動く限界が早くきてしまうけど、歌は美里さんのようにまだまだ歌っていきたい、私の歌が好きと言ってくれる方、聴きたいと言ってくれる方がいる限り歌おう!と今までは思ってたんです。




人前でお金をいただいてパフォーマンスをするからにはそれだけの技術は必要ですし、そのために稽古をして少しずつでもステップアップしていくこと自体が自分でも楽しかったし嬉しかったけど、心に響くものがないということがわかったらそれ以上する意味あるか?というのが心の底から沸々と湧いてきまして。



となったら早いんですよね、決断は。




表舞台でパフォーマンスをするのにあと何十年も時間があるわけではないし、歌にかける時間と労力が勿体ないなと。




もっと若い時でしたらすぐに、「悔しいから頑張るっ😫」となれたと思うんですが 笑笑




「私、そこの才能は持って生まれてないし…」とネガネガで歌うのはお客さまにも失礼ですしね。。




ただ、すぐそばまで迫ってきてた2/10のマグノリアのコンサートや、9月にお声がけいただいてるウィーンでのイベント、別件でスペインからもいただいてるお話しをほったらかして急にやめるのは無責任過ぎるので、「今決まってるものが終わるまでは、待ってくださっているお客さまに楽しんでいただけるものができるように精一杯自分を磨き続けよう」と思ってなんとかモチベーションを上げるのに必死でした。




正直に言うと、上げたくても上がらなくて。




でもコンサートは1日、1日と近づいてくる。




自分の感情を切り捨てて、とにかくできることをしよう!と持ち直しても、ちょっとでも思うように歌えないとすぐにダダ下がりで、、




コントロールできない自分が嫌でけっこう泣いてました。




「さぁ、、どうしようかね、これ。」と自分でも思っていたとき、助けられたのは新たにレッスンを受けていたクラシックの歌の先生や、2/10のコンサートにゲスト出演してくださったミヒャルさんと佳代子さんからの一言。




香澄さんは話しをずっと聴いてくれて、私の意思を尊重すると見守って応援してくれてました。




それがあったことでマグノリアのコンサートに向けて気持ちがぐんと前向きになりました。




コンサートを終えた今、歌うことは楽しいし好きだし、もうちょっとだけ頑張ろうと思えるようにもなりました。




ただ、自分でゴールを決めないともう走れないなと思い、年齢的なこと、身体的な限界を考えて、長くともあと5年でパフォーマンスをすることはやめようと決めました



芸事に終わりはないし、長く続けていたら年相応の味や表現力が出てくるのもわかってはいるのですが、人それぞれのピークというのもあるかと思って。




もちろん5年と決めていてもそれが長くなるか短くなるかは人間なのでその時にならないとわからないです 笑笑




あ、癌は全く関係ないです🍀




状態が良いからこそ、今後のことを考えられるんだと思います。




自分が信じて歌ってきた歌に対しては何も後悔はしてないですし、寧ろ「私が歌う歌」があったからこそ、たくさんの方とのご縁もいただけました。




歌劇団を退団して10年目という節目の年である今、3年…5年そして10年先の人生について考えたときにこの決断ができたことは良かったと思っています。




ゴールが来るまでの間は自分自身をブラッシュアップし続けて悔いのないように精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。