CDK4/6阻害薬のベージニオ。 | yumi Wien

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【ここで書いてる乳癌とは私のタイプの乳癌のことです。そして私がこのブログで書くことはあくまで私自身に合っていたという体験談ですので、全ての癌患者の方々に勧めることではありません。ご理解いただいてから読んでいただけますようお願いいたします。】




私が乳癌になって治療としてスタートをしたときに出されたベージニオ。



一般名はアベマシクリブといい、CDK4及びCDK6を阻害することでがん細胞の増殖を抑えるための経口分子標的薬です。



これだけで出されることはなく、治療に応じて一緒にホルモン製剤が出ます。



私はリュープリンの注射(今のところ3ヶ月周期)と、フェマーラです。



ベージニオって手術不能もしくは再発乳癌に対して出されるお薬。



私は診断当初再発ではなかったものの、手術で取り除けない大きさだったことと、年内(コンサートが終わるまで)は抗がん剤をしたくなかったことから先生が処方してくださいました。



ひと口に「乳癌」といっても人それぞれタイプがありまして、ベージニオが使われるのは「ホルモン受容体陽性且つHER2陰性」のタイプに対してだそうです。



私は正しくそのタイプで、先生の言葉を借りると「ルミナルBよりのA」でした。



ここでは「ルミナルA」としておきます。



私のルミナルAの乳癌は、しこりは大きく、いろんなところに転移もしていましたが、癌自体の進行具合はゆっくりで比較的顔つきの良いものでした。



これが当初の診断書。



これがガチの1回目に出たものです。





右胸はわかっていましたが、さすがに胸椎への転移疑いと、左胸左腋への転移?もしくは左そのものが原発?なのか、、というのを聞いたときは息が止まりました。





涙が出るとか目の前が真っ暗になったとかじゃなくて、「あー、そっか、、そうなんだ。」って。





喘息を持ってるので造影剤有りのMRIは避けられてたんですが、胸椎の疑いをはっきりさせるために検査をし、左の針生検もして、、



これが最終診断で出されたものです。




まぁ、どうであれステージ4というのは変わらずもぐもぐ




左胸、左腋が転移か原発か、、という話しですが、例えば右胸がルミナルAだからといって、左も同じとは限らないんですよね、、えー?




右胸から飛んだ転移だったらまだしも、左が原発でしかもタイプが全然違うタイプだと治療方法や使うお薬も変わってくるのでちょっと厄介になっちゃいます。




話しはベージニオに戻りますが、、




ベージニオ自体はとても良い薬だと思います。




ですが、私の体には合わなかったみたいでね、、




ベージニオは150mg、100mg、50mgと3種類あるんですが、私はまず通常通り150mgを2週間飲むことになりました。




ベージニオの副作用で1番多いのは下痢、他には食欲不振など。




この副作用はそんなに問題なかったんですが、2週間飲んだだけで白血球が半分以下になっちゃってゲッソリ




一旦休薬になり、再度2週間後に採血したら肝臓の数値がだだ上がりポーン




「次の採血でも下がってなかったら入院かなー」って普通に言われた。。




夏頃にブログで肝臓の数値が、、って書いてたのはこれが原因でした。




これね、正常値に戻るまでにほんとに時間がかかった。




白血球は放射線治療をする前には正常値までには戻ってたけど、肝臓だけは3ヶ月くらいなかなか戻らなくて。




私、乳癌じゃなくて肝臓が原因で死ぬかも、、ってマジで思いました。




後々オンコノミクスプラスの結果を見たら(ベージニオを飲んで2週間経った頃に結果がきた)、ベージニオは5%しか私には効果が出ないってさ。




しかもベージニオってめっちゃ高いんですよ。




でもはじめはそれだけ高いから効果もあるはず!と思ってたから💦




高くても安くても自分にとって効果が有るかないかが大事だなとつくづく思います。。




あ、あと150mgって本来は体重70kgくらいの人に出す量なんですって笑い泣き




標準治療ってどうしてもマニュアル?教科書?通りなんですね、、




でもそれが一番効果のある方もいらっしゃるので全く否定はしてないですし、むしろ上手く使えばめちゃくちゃ効果があると思います。




合う、合わないって難しいですよねぇ。。