10年来の友人でエフェクティブタッチというアロマセラピーのスクール(→)を主宰している小澤智子さんが、「経絡を学びたいの〜」とおっしゃいまして。

 

私でお力になれれば...と喜んで指南役をお受けしたのが昨年の秋頃でした。

 

一緒にお勉強しませんか〜とスクールの生徒さんたちにお声掛けをしていただいて、東洋医学と経絡をご紹介する第一回を開催したのが4月のことでした。(→

 

その中からたくさんの方が今年10月までの6回コースにお申し込みを下さり、本当に感激です!

 

 

今日がその第2回目。いよいよ実際の経絡の学びがスタートしました。

 

 

当初のプランは、12本ある経絡を、最初から順番に学んでいくというものでした。

 

鍼灸の学校でもそうやって習うのですが、テキストを作っていてどうしても納得できないのです。

 

これで経絡の位置を覚え、走行ラインに沿って施術をすることはできようになると思うのですが、それだけで良いのだろうか...と。

 

東洋医学の真髄を理解していただくには、どうしたら良いのかしら...?....と悩み、悩み、悩み、出てきた答えが「東洋医学の解剖生理学と一緒に経絡を学んでいただきましょう!」ということでした。

 

 

 

東洋医学の解剖生理学は、実は経絡の「名前」の中にすでに含まれています。

 

例えば肺の経絡。

 

鍼灸師も「肺経」とだけ呼んでいますが、正式名称は「手の太陰肺経」

 

この「太陰=たいいん」というのが、東洋医学の肺の解剖の位置と、生理学的な機能を現しています。

 

全部で6部位あるのですが、鍼灸師でもそれを系統立てて説明できる人は多くいません。

 

12本の経絡を、部位ごとに2本ずつ、臓腑の解剖生理学と一緒に学ぶという、ディープな東洋医学の世界にセラピストさんたちを引き込んでしまいました。

 

「最初の一歩」などと謳っておいて、かなりハードルが高かったかと思います。。。。

 

↑本日のテーマは太陰経。肺と脾の解剖生理学と、経絡の走行を学びました

 

この東洋医学の解剖生理学と経絡を一緒に学ぶメソッドは、アロマセラピーの施術ともとても相性が良いものです。

 

今年の秋には、クライアントの体質やコンディションに合わせて経絡を自在に施術できる13名の経絡スペシャリストが誕生する予定です! 

 

そしてそれがエフェクティブタッチというセラピーにどのように融合され、進化していくのか、今からとっても楽しみです。

 

↑エフェクティブタッチの生徒さんたちは西洋医学の解剖学をしっかりお勉強されているので、東洋医学的な解剖学もすんなり受け入れてくださいました

 


↑「小胸筋の上!」「烏口突起を見つければ良いですね?」などと経絡の走行ラインもあっという間にマスター!