観光する場所なんてどこにも無いよ

帰省の度に家族全員が揃ってそう口にしていた、山陰地方にある義実家。

砂場はあるけど、スタバは無いとか。

島根と鳥取、どっちがどっち？？なんてしばしばネタ化されてきたこの地でも、絶対見どころはあるはずで。

いいや、そんなことは無いはずだ！

よし！

こうなったら、１帰省１観光をしていこう！！

そう言って、１０年前から始めたこの勝手企画。

『プチ観光』結婚して１７年。これまで、毎年のようにダンナの実家に帰省しておりますが、ダンナの地元の観光はほとんどしたことがなく。結婚当初に家族で出かけたのは、隣県へのドラ…

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今回もまた　紫陽花だぁ～～！　とテンション上げつつ、走る車窓越しにパシャパシャとカメラを向けていたところ

そんなことしなくてもちゃんと止まるよ？　と、ダンナが車を停めてくれ。

おぉぉぉ～～！

これぞ１帰省１観光！

なんて思っていたら。

法要終わった帰り道

あ！

あれ、自販機だ！

写真撮る？

うん！

撮る！！

そう言って次に立ち寄ってくれたのは、幹線道路沿いに佇む自販機コーナー。

こんな自販機あるんですねぇ～！　なんてテレビ番組でも取り上げられていた、うどん＆おそばの自販機。

こちらの商品は、結婚当初の帰省時に一度食べたことがありまして。

え？

え？

なんて言いながらお金を入れてしばらく待つと、発泡スチロールのカップに入ったうどんorおそばが恭しく登場するという、優れもの

あの時はまさか、全国区のテレビで紹介されることになるとは思ってもおらず、へ～え！なんていう物珍しさだけで頂きましたが。

でも、こうして今でも健在で頑張っているその裏では、休憩所の少ないこの地を通るドライバーさんのために、ひとつひとつ丁寧に商品を作り、補充しておられる販売主さんの想いがある訳で。

お箸はこちら

そして良かったら七味唐辛子もどうぞ～

なぁんてぶら下げられた七味唐辛子が、なんだかとっても味わい深い

一方、ポップに彩られたこちらは、お弁当を頂いた道の駅。

いつもなら、ローカル路線での時短移動をしているダンナですが。

大雨警報まで出ていたこの日は、時短よりも安牌を！と、ちょっと遠回りして安全なルートを走っていまして

自販機写真を撮って満足し、ここまで一気に寝て過ごしていた私ですが。

でも、旧義実家お墓での法要中、避けられない雨に濡れてしまった服により、その後私はずっと寒さと闘っていて

元より、きっとこうなるだろうと分かっていたので、持参していた一式に丸ごと着替え、靴も履き替え。

そしてこちらの駐車場内で豪華なお弁当を食べて、ちょっとひと息つきまして。

晴れてたら絶景なんだろうけどね～　という日本海を眺めつつ

道の駅内をプチ散策。

この地域に伝わる岩見神楽紹介コーナーのそのすぐ近くには

なんと、ストリートピアノが

自由に弾いて下さいね～　なんて、楽譜も置いてありましたけど。

ちょっとそんな勇気なく、ここはすごすご撤退し（←）

道の駅とくればこれでしょう～　と、ソフトクリームで締めてみた

小さな道の駅ですが。

少しでも楽しい場所してにぎわい創出しようと、ポップな色合いで飾り付けられ、若い世代を呼び込む工夫も感じられ。

観光する場所なんてどこにも無いよ

そんなことは言わせない！という想いがひしひしと伝わって来ました。

かくいう我が地元も若者離れが激しく、大きな社会問題となっていて。

限界集落からの墓じまいを進める一方で、過疎化や地域格差を嘆くだなんて、これまた手前勝手な話だよなとは思いますが。

それぞれに、でも、ねぇ…な深刻な事情や問題もはらんでいて。

本来なら、個人レベルで解決できないこういう問題にしっかりと向き合って頂くのが政治の役割なんですけど。

マネーゲームや利権争いの一面ばかり見せつけられると、ちょっと、おいっっっ！！なんて言いたくもなりますよね

本当に、もう。

お願いしますよ～

一向に解消されない

地域格差により

過疎化や限界集落の包囲網は

着々と狭まり

その対策は

年々難しさを増していて

そんな地方出身の議員さんも

多いはずなのに

なんでこんなに

こじらせてるんだろう…

墓じまい 観光編

墓じまい　観光編