インスリン抵抗性 | 抗糖化と食べ物教室  生活習慣病

インスリン抵抗性

糖質主体の食事の場合、インスリンは①ブドウ糖を脂肪に代えて脂肪組織に保存し、②エネルギーとして使う脂肪の分解を阻止します。この2つの作用によって脂肪組織はパンパンに膨れ上がります。

長年こんな状況を繰り返していますと、インスリン抵抗性になります。別な言い方をするとインスリンの効きが悪くなるのです。


入ってきたブドウ糖を処理するために、効きの悪さを補うためには、たくさんのインスリンを放出する必要が出てきます。頻繁に大量に放出するために血中にインスリンがいっぱいになります。これが高インスリン血症の発生です。


たくさんのインスリンを放出する必要のある膵臓はフル稼働となります。そのうち膵臓は疲弊しインスリンを十分作れなくなります。これがインスリン分泌量の低下です。


こうなってきますと糖質摂取後の血糖値やHbA1cの値が高くなります。そうして膵臓のβ細胞が死んでいきインスリン生産能力がますます落ちてきます。


血糖処理能力低下が悪循環の形で進行していきます。

以上が糖尿病の進行の典型的な流れです。


これを防ぐには、インスリンの放出を必要としない「糖質制限食」なのです。


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