1000回に近づいてることは最近気づいたんだが、そんなに書いたっけ？と思って計算してみたが、合ってた。
1000回を記念して何かやりたいと思った。 記念すべき1000回目をまさかクソゲーの記事にするわけにはいかない！ｗ
そこで、1000回から15回に分けて、2000年以降のウルグアイの試合で最も感動した試合ベスト15を年代順に振り返りたい。 中途半端かもしれないが、ベスト10は絞り切れなかったｗ
先に記載しますが、内容は下記の15試合です。
2002年ワールドカップのプレーオフvsオーストラリア（ホーム）
2006年ワールドカップ予選の最終戦vsアルゼンチン（ホーム）
2010年ワールドカップ予選vsエクアドル（アウェー）
2010年ワールドカップ予選vsコスタリカ（アウェー）
2010年ワールドカップ予選vsコスタリカ（ホーム）
2010年ワールドカップvs南アフリカ
2010年ワールドカップvs韓国
2010年ワールドカップvsガーナ
2011年コパ・アメリカ準々決勝vsアルゼンチン
2011年コパ・アメリカ決勝vsパラグアイ
2014年ワールドカップのプレーオフvsヨルダン（アウェー）
2014年ワールドカップvsイングランド
2014年ワールドカップvsイタリア
2018年ワールドカップvsエジプト
2018年ワールドカップvsポルトガル
2000年以降で感動の15試合となると、まずほとんどのウルグアイファンの皆さんも上記で同意してくれると思います。
まあ、中には映像が悪かったり、ウルグアイの実況がなかったりするものもあるかもしれません。
ある程度大人になってウルグアイ時代を振り返ってみたところ、ウルグアイは素晴らしい国だと改めて思った。 なんつーか、国籍は日本人であるにも関わらず、なぜ自分はウルグアイを一番愛しているのか、と分析してみると・・・やはり自分の「人格形成」に大きな影響を与えた国だからだろう。 そして私はそんな自分のことが実は大好きであるｗ
正直言って日本に住んでいた小さい頃の私はかなり内気で、もしウルグアイに行かなければ自分の性格は今とは全然違っていただろう。
当たり前だが、日本人とウルグアイ人では全然違う。
私が初めてウルグアイに到着した日のことは以前語ったと思うが、近所の同い年くらいの子らが「一緒に遊ぼう」と我が家を訪ねてきたのだ。
日本ではあり得ないことだよね。 例えば向かいの家に全く言葉の通じないアフリカ人が引っ越してきたとする。 早速「一緒に遊ぼう」と誘いに行けますか？ｗ
学校でもそうでした。 周りの子らがやたら世話を焼いてくれました。 自分が人一倍おとなしいので、馴染めるように余計気を遣ってもらいました。
近所歩いてて草サッカーしてる子らがいると、「入っていけよ」と誘ってくれます。
やたらフレンドリーであり、また、こっちが気を遣わなくていいようにしてくれます。
私はウルグアイ国内の中でも何回か引越、転校していますが、どこに行っても良くしてもらいました。
ウルグアイ人は人を笑わせるのが好きです。 ある程度スペイン語しゃべれるようになると、自分も人を笑わせたいと思った。 ウルグアイ人のツボはすぐわかったｗ 気が付いたらみんなの輪の中にいた。
意外と思われるかもしないが、celesteおじさんは昔サッカーも上手だったのだ。 学年選抜には常に選ばれてたんだよん。 ウルグアイではサッカー上手なのはひとつのステータスなので、その辺も少し周りに溶け込めることに寄与したかもしれない。
今ではただのデブだけどな！ｗ
そしてその人格そのまま日本に帰ってきたcelesteだが、断言しよう。 人間関係で困ったことはない。 日本でも学校、会社でウルグアイスタイルを貫いてきたが、本当に周りに良くしてもらってきた。 このことは周りのみんなにも当然ながら、特にウルグアイに感謝したい。
まあ、あれだ。 オタクなのは小さい頃から変わってねえけどなｗ
それでは早速最初のウルグアイvsオーストラリア行きましょうか。 2002年ワールドカップの南米予選を5位で終えたウルグアイ、アウェーでは0-1で負けたあとのホームでの2試合目です。
スタメンはこちら。
1 Fabián Carini
2 Washington Tais
3 Alejandro Lembo
4 Paolo Montero
6 Darío Rodríguez
7 Gianni Guigou
5 Pablo García
10 Mario Regueiro
20 Álvaro Recoba
9 Darío Silva
11 Federico Magallanes
キャプテンはパオロ・モンテーロでした。
映像悪いのですが、こちらがロドリーゴ・ロマーノの実況。
そしてこちらがクリアな映像。
ロマーノの実況はこんな感じ。
FWダリオ・シルバの先制ゴールから。
El Negro Washington Tais ahora, 13 minutos y medio del primer tiempo.
前半13分30秒、ボールは「ネグロ（小僧）」ワシントン・タイス
0 Uruguay 0 Australia
ウルグアイ 0 オーストラリア 0
Guigou, el pase largo para Darío Silva, corre el 9.
ギグーがダリオ・シルバにロングパスを送る、9番が走る
Ahí va Darío le pegó ! Gooooool ! Gooooool ! Gooooool ! Gooooool ! Uruguayo Darío Silva !
ダリオが行った！ 蹴った！ ゴーーーーーーーーーーール！ ゴーーーーーーーーーーール！ゴーーーーーーーーーーール！ ウルグアイのゴール、ダリオ・シルバ！
Apareció el 9, apareció el que está pintado de rubio, para pintar de alegría en todas las casas de Uruguay !
9番が来た！ 金髪に染めたやつが来た！ ウルグアイ中の家を喜びで染めるためにやってきた！
Uruguay 1 Australia 0 con la firma y el registro del Negro, del Rubio, del Pelirojo, del hombre del gol, Darío Silva !
ウルグアイ1 オーストラリア 0 登録者と署名はネグロ、金髪、赤髪、ゴールの男、ダリオ・シルバ！
ダリオが素晴らしいプレーで決めましたね！ これはダリオにしか決められない！ ダリオの持ち味であるスピードでボールに先に触れ、体を上手く入れてわずかな隙間で右足を振りぬきました！ 天才です！
ちなみに知ってる人も多いと思いますが、ダリオ・シルバは後に交通事故で右足を失います。 正に幻の右足になってしまいました。
そして後半25分、途中出場のFWリッチャル・「チェンゲ（猿）」・モラレスが2試合トータルでの勝ち越しとなる2点目を決めます！
2:35 FK獲得したところから。
Le va a pegar Recoba
レコバが蹴ります
Está el Chengue, está Darío Rodríguez. Paolo, Regueiro y Darío Silva
チェンゲが、ダリオ・ロドリゲスが、パオロ・モンテーロが、ダリオ・シルバが（エリアで）待っている
El centro ! El Chengue ! Gooooool ! Gooooool ! Gooooool ! Gooooool ! Uruguayo, el Chengue Morales por arriba ! Blatter ! Andá apuntando la bolilla Blatter !
センタリング来た！ チェンゲだ！ ゴーーーーーーーーーーール！ ゴーーーーーーーーーーール！ゴーーーーーーーーーーール！ ウルグアイのゴール、チェンゲ・モラレスが空中戦を制した！ ブラッター（当時のFIFA会長）！ （抽選の）ボールに（ウルグアイの）名前を書いとけ、ブラッター！
Minuto 25 del segundo tiempo ! Uruguay 2 Australia 0 ! Uruguay quiere la Copa del Mundo !
後半25分、ウルグアイ2 オーストラリア0 ! ウルグアイはワールドカップに行きたいんだ！
いやいやいや、正に値千金の勝ち越しボンバーヘッドでしたね！ レコバの高速フリーキックをピンポイントで合わせました！
ゴール後のパフォーマンスでモンキーダンスも飛び出しました！
そしてチェンゲがトドメの3点目も決めるんです！
4:25から
Pelea Recoba, viene el Chino, insiste Recoba, la tiene el 20, va el Chino, la mantiene Recoba, la mandó para el Chengue ! La mandó para el Chengue ! Gooooool ! Gooooool ! Gooooool ! Gooooool !
レコバが競ります、チーノが来た、レコバがしぶとくキープする、20番があだ持っている、チーノが行った、レコバがキープ！ チェンゲにパスを送った！ チェンゲに送った！ ゴーーーーーーーーーーール！ ゴーーーーーーーーーーール！ゴーーーーーーーーーーール！
Uruguay nomá ! Uruguay clasificó ! Los quiero a todos ! Uruguay está en la Copa del Mundo ! Abrazos! Llantos ! Lágrimas ! Sonrisas ! Festeje como sea !
ウルグアイ万歳！ ウルグアイがワールドカップ出場権を手に入れた！ みんな大好きだ！ ウルグアイがワールドカップ行きを決めた！ 抱擁！ 号泣！ 涙！ 笑顔！ 好きなように祝ってくれ！
Uruguay está en la Copa del Mundo ! El tercero del Changue Morales ! 45 con 15 ! Uruguay 3 Australia 0 ! Uruguay nuevamente en la Copa del Mundo !
ウルグアイがワールドカップに行くぞ！ チェンゲ・モラレス3点目を決めた！ 45分15秒！ ウルグアイ3 オーストラリア0 ！ ウルグアイが再びワールドカップに出場だ！
しかしそれにしてもレコバのプレーが素晴らしかったですね！ そしてチェンゲが貴重なゴールをとっても大事に蹴りこみました！ まだ試合は終わってないのに、チェンゲはゴールを決めた直後から号泣です！ このプレーオフで代表初招集されたチェンゲ、自分がとんでもない大仕事をしたことを自覚しての涙です！
ちなみにこのときの控えGKは現ナシオナル監督のグスタボ・ムヌーアでした。
これがベンチスタートのメンバー。
Gustavo Munúa
Gonzalo Sorondo
Gonzalo De Los Santos
Guillermo Giacomazzi
Nicolás Olivera
Richard Morales
Diego Alonso
celesteのクラスメートだったFWディエゴ・アロンソもいますね。
結局このあとセバスティアン・アブレウ。ディエゴ・フォルランが台頭してきたせいでディエゴ・アロンソはワールドカップには出れなかったんですけど、ギリギリでの残念な落選でした。
しかしそう考えたら結構2002年のワールドカップはタレント揃ってたんですけどね～。
キャプテンのパオロ・モンテーロ、中盤の要パブロ・ガルシア、前線にレコバ、ダリオ、フォルラン、アブレウでしょ？
結局チームワークが悪かったんでしょうね・・・
でも、このプレーオフを勝ち抜いてワールドカップに出れたことは評価したい！