
薔薇と言えば「情熱の薔薇」ですか。
そしてバースデーソングと言えば「きっと忘れない」ですね。
しかし残念ながらヤツは音楽というものに関しては全くセンスがない。
ヤツの頭の中では
浜田省吾=おっさんの歌
尾崎豊=暗い
となっている。
前々からヤツのセンスを疑っていたcelesteだが、年末に紅白の話をしたときに、ヤツから決定的な一言が出た。

「松○○子って歌上手いよね~♪」
・・・

いや、どうも違うようだ・・・顔がマジだ・・・

まさかこれほど重症とは・・・

とにかくセンスゼロなのはわかった・・・ゼロどころかむしろマイナスだな・・・
「わかった」と絞り出すのがやっとのceleste・・・w

さあ、気を取り直してウルグアイのニュース。
ウルグアイのリーベルはアウェーでウニベルシダ・デ・チレと引き分け、ナシオナルと同じグループに入りました。 よしよし、これで全敗ってことだけはさすがにないだろうw
つか、グループリーグ突破してぇー!

今日の偉人伝はフェルナンド・モレーナ。
リーベル出身のフェルナンド・モレーナは私がウルグアイに行ったばかりの頃はペニャロール、そしてウルグアイのスーパーヒーローだった。

ウルグアイ国内リーグでは通算230ゴールで、もちろん記録保持者。
リベルタドーレスの通算ゴール数も歴代2位の記録を持っている。 リベルタドーレスで3回得点王になったのはフェルナンド・モレーナだけ。
これはリベルタドーレスの通算得点記録上位だ。

かなりウルグアイが上位を占めている。
1位のアルベルト・スペンセルはエクアドル人だが、主にペニャロールで活躍。
8位のルイス・アルティメもアルゼンチン人だが、ナシオナルの伝説のストライカーだ。
5位にはあのカスカリーシャが。
このカラクリはというと、最近でこそアルゼンチンもブラジルも5,6チーム出場しているが、昔は元々各国1チームから始まって、各国2チームとなり、徐々に増えていったのだ。
つまり昔はアルゼンチン、ブラジルで競争率が高かったってこと。 それに比べてウルグアイはペニャロールとナシオナルがぶっちぎりなので、出場出来る可能性が高かったわけだ。 だからペニャロールとナシオナルは通算出場回数、通算勝ち点とも1位と2位なのだ。
こちらが通算出場回数。 ブラジルのチームが上位に全然いないのが不思議に思われるかもしれないが、競争率の問題である。 フラメンゴ、コリンティアンス、サンパウロ、サントス、パルメイラス、クルゼイロ、グレミオなどなど、強豪クラブが多すぎるのだ。

こちらが通算勝ち点。 今年で20年連続出場となるナシオナルが当然の1位。

トヨタカップの歴史を調べてもらったわかるけど、ペニャロールもナシオナルも1980年代は2回ずつリベルタドーレスを制覇して、来日してるんですよ。 最近はダメダメだけど。
フェルナンド・モレーナもレフティーなんだけど、ウルグアイってレフティーが多い。 日本人からしたら異常な割合だろう。 ここで紹介したことがある選手だけとって見ても、フリオ・セサル・モラレス、ソサ、ディエゴ・アギーレ、ホルヘ・ビシャール、ウィリアム・カストロ、カルロス・ソカ、ホルヘ・セレー、フォンセカ、レコバ、アブレウ、パオロ・モンテーロ、ダリオ・ロドリゲス、イバン・アロンソ、今の代表でもアルバロ・ペレイラ、アベル・エルナンデス、確かアレバロもそうだったと思う。
これは発展途上国の特徴でしょうね。 親が右利きとなるよう指導しないってことでしょう。
そんなフェルナンド・モレーナはミラクル・ペニャロールの第一弾の主役だ。
1982年リベルタドーレス決勝、vsコブレロア(チリ)。 当時チリ勢としては初の制覇を狙うコブレロアを相手に、ホームでの第一戦を0-0で引き分けたペニャロールは砂漠地帯にあるコブレロアとの第二戦に挑むことになる。 この環境もコブレロアの強さの秘密だったりする。 スペイン語での呼び名はカラマ砂漠。
この第二戦、ずっと0-0で推移し、第三国での決定戦が濃厚となっていました。
しかし試合終了間際にベナンシオ・「チチャーラ」・ラモスが右サイドをドリブルで駆け上がり、チチャーラのクロスからモレーナが黄金の左足でゴールを決めるんです。
実況はアルベルト・ケスマン。
ちなみにミラクル・ペニャロールの第二弾はもちろん以前ご紹介した1987年リベルタドーレス決勝。 当時コロンビア勢初のリベルタドーレス制覇を狙うアメリカ・デ・カリを相手に、アウェーを0-2で落とし、ホームではアギーレとビシャールのゴールで逆転の2-1。 なんとか第三国チリでの決定戦に持ち込んだペニャロールは、引き分けなら得失点差でアメリカ・デ・カリの優勝となるところを、延長後半の終了間際、正にラストチャンスでディエゴ・「フィエラ(猛獣)」・アギーレの左足がネットを揺らす。
再度映像を載せておきます。 実況はカルロス・ムニョス。
ケスマン版が見つからなかったのですが、このゴール後、ケスマンは「こんなこと言って申し訳ないけど、我々はキ○タマがついているんだ!」と叫んでいました。 これはウルグアイ、アルゼンチンでは「根性がある」という意味で使われる表現です。
ガーラですね。 とにかくミラクルウルグアイの、ガーラでしか説明出来ない偉業の数々です。 負けたくない気持ちだったり、ファンのために頑張る、みたいな部分が他のチームより優れているってことだよ、結局。 サッカーの神様はそのような人達の上に降臨するのだ。
ペニャロールは第1回と第2回のリベルタドーレスを連覇しており、1987年のが5回目の制覇でした。 1960年の第1回優勝時は世界一決定戦でレアル(スペイン)に負けましたが、1961年はベンフィカ(ポルトガル)を倒し、南米勢初の世界チャンピオンに。