困ったときはフォンセカ | celesteのウルグアイ流
ディエゴ・ロラン、フランスカップでこんな素晴らしい決勝点。 ビューティフルジャンピングボレーw






ワルテル・フェレイラの告別式に参列した著名人のインタビュー。 ルベン・ソサ、ダニエル・フォンセカ、カルロス・アギレーラ、アンドレス・フレウルキンなどの元ウルグアイ代表選手。


 


他にもタバレス監督、ディエゴ・フォルラン、アルバロ・レコバ、イバン・アロンソ、マルセロ・サラシェタ、ファビアン・カリーニなどが参列。 





今日は点取り屋ダニエル・フォンセカについて語らう。 ニックネームは「ティグレ」、英語で言うならタイガーだ。 






1988年にナシオナルが世界一となった翌年の1989年にナシオナルで一軍デビューしたフォンセカはいきなり大活躍し、ウルグアイ代表にも選ばれ、1990年のイタリアワールドカップに出場。 





グループリーグではスペインと引き分け、ベルギーに負けて、最終戦となる韓国戦は絶対勝たなければいけない試合。 (引き分けなら敗退)
既に2敗して敗退が決定している韓国相手に、誰もが楽に勝てると思ったが、試合開始早々にフランチェスコリのシュートがポストに当たると、その後も攻めまくるウルグアイはアギレーラのシュートもポストに阻まれるなど、なかなか点が取れない。 タバレス監督は当時のウルグアイのスーパースターであるルベン・ソサを下げて、フォンセカを投入。 これはかなりのギャンブルだ。
 

実況はビクトル・ウーゴ・モラレス。





後半ロスタイム、フォンセカが倒され最後のFKのチャンスが訪れる。 蹴るのは不動の左SBアルフォンソ・ドミンゲス。 この位置からのFKを左SBが蹴るのだから、これがラストチャンスだということは誰が見てもわかると思う。 
実はこのFKには秘話がある。 GKフェルナンド・アルベスがドミンゲスに「1回フェイントをかけろ」とアドバイスしたのだ。 
映像にはドミンゲスが蹴る振りをするフェイントが映っていないが、韓国の選手の動きでフェイントがあったことはわかると思う。 そしてそのフェイントで乱れた守備をついて、ドフリーとなったフォンセカのヘディングシュートが突き刺さる。 タバレス監督も大喜びだ。 
グループリーグ敗退寸前からの、またしても「ミラクルウルグアイ」w 
これがウルグアイにとって1970年以来、ワールドカップでの20年ぶりの勝利となる。 そしてこの試合から2010年南アフリカワールドカップでの南アフリカ戦まで、また20年もの間、ウルグアイはワールドカップで勝てなかったのだ。 






celesteの印象に残っているのは、フォンセカの決勝ゴールで韓国の監督が泣いていたこと。 勝ったとしてもグループリーグ敗退という試合で、引き分けを逃したくらいで泣く必要あるの? そもそも敗退確定してるのに、守備的な試合をする必要があったの? ウルグアイ流には理解出来ないことですが、当時の韓国からすれば、ワールドカップで勝ち点1を拾うのに、それだけの価値があったってことなのかな・・・


フォンセカは私の中では「ロスタイムの男」である。
他にも、1994年ワールドカップ予選のホームボリビア戦で後半ロスタイム5分に決勝ゴール。 後ろから来るボールをボレーで決めるビューティフルゴール。 これも勝たないとワールドカップへの道が閉ざされる試合だった。 結局最終的にはワールドカップに出場出来なかったんだけどね






フォンセカは若くしてイタリアに渡り、カリャーリ、ナポリ、ローマ、ユベントスで約10年プレーし、イタリアで通算100ゴールをあげる。 


今は代理人をしているが、実はカバーニと犬猿の仲w 元々カバーニの代理人をしていたが、カバーニに裏切られたらしいw 真相はわからないんだけどね、エディがそのことについて一切語らないから。