ウルグアイのクラシコは世界一 | celesteのウルグアイ流
Nacional vsペニャロールの伝統のクラシコ。 英語で言うダービーですが、私はウルグアイのクラシコが世界一だと思っています。 まずウルグアイ国民のほとんどがサッカー好きで、また、そのほとんどがNacionalかペニャロールのファンなのです。 他のチームのファンは非常に少ないので、国民のファン率というか注目度でウルグアイのクラシコに勝るクラシコはないでしょう。 一番近いのは恐らくアルゼンチンのリーベル対ボカだと思いますが、アルゼンチンは他のチームのファンもかなりいるので、相当差があるはずです。 
あと、これも多分世界一だと思うのが、負けたチームの監督が辞任するor解任される確率。 この確率が高いので、監督がなかなか長続きしません。 1年以上持つ監督は珍しいくらい。 
Nacionalとペニャロールは過去に3回ずつ世界一になっており、合わせて世界チャンピオン6回というとんでもないクラシコです。 これを世界チャンピオン回数で上回るクラシコはミランvsインテルのミラノダービー(7回)だけです。 レアルvsバルサでも確か6回のはず。(都市違うけど) ボカvsリーベルでも5回?かな。

7万人収容のセンテナリオ・スタジアムが超満員。 そんなクラシコのハイライトシーンをどうぞ。 






感動ですね。 後半アディショナルナルタイムに2点取っての逆転勝ち。 ファンにはたまらん。 最後のレコバのフリーキックすごいよ。 これ実況しているのはNacionalファン専用ラジオのハビエル・モレイラですが、審判がファウルのホイッスルが鳴ったときから期待しすぎてもう泣いてるの。 「レコバ頼む、お前は天才だ、俺には見える」みたいなことを言っています。 ボールがゴールに突き刺さったあとは号泣してて、なかなか声が出てこない。 レコバのニックネーム「チーノ(中国人)」を連呼しているのがわかると思います。 
これがクラシコの与える感動です。 本来残り4試合で勝ち点11開いている1位と3位の対戦なんてここまで盛り上がるものではありません。 

ファンの熱気も世界一。



ちなみにペニャロールの監督は試合後に辞任しました・・・

同点ゴールを決めたセンターフォワードのイバン・アロンソは現在得点王ランキングトップ。 第10節では見事なオーバーヘッドキックでゴールを決めています。