こんにちは、征矢歯科医院です。
この後、上海市内で開業されているKOOKA CHAIN DENTAL CLINICを見学させて頂きました。
1泊2日で上海での歯科麻酔講演活動と医師、歯科医師との交流会に参加してきました。
上海のパワーに圧倒されて来ましたが、とても素晴らしい経験をさせて頂きましたので、熱の冷めないうちに、上海の歯科事情についても、少しだけお話しさせて頂きます。
今回は、中日口腔鎮静技術交流会という講演会に日本の歯科麻酔科医という立場で参加してきました。
羽田空港から約3時間ほどで到着する上海の経済発展は思ってた以上に著しく、医療技術の進歩のために、全世界からトップDrを呼び集めて技術発展に勤めているそうです。(まるで、サッカーチームのパリ・サンジェルマンやレアル・マドリードのようですね…)
今回見学させていただいた、上海市浦東新区浦南病院(Shanghai PUNAN Hospital)は29の専門科目を持つ病床数800の病院で、毎年100万人の患者さんが訪れるという病院ですが、上海市内では中規模の病院です。🇨🇳
上海の病院やクリニックは日本以上に競争が激しく、特徴のない医院は淘汰されていくようですが、PUNAN Hospitalは脳神経外科に特に力を入れていて、他にも国際医療外来があり、24時間日本語対応可能な医師がいるそうです。
麻酔科の王教授の粋な計らいで、病院内や診療風景を見学させていただくことが出来ました!
専門外来に、東洋医学はもちろん、漢方薬外来や狂犬病外来があるのは、日本との大きな違いで驚きました。
最新鋭の機材の進歩も著しいようで、日本の手術室にあるものは、すべて揃っていますし、日本国内では、なかなか目にしない最上位機種の全身麻酔器なども装備されていました。(ほとんどがドイツ製)
専門ドクターも豊富で、正面待合室から見えるところに大型モニター(スタジアムにあるみたいなやつ)があり、そこで顔写真付きでドクター紹介もされています。(日本にはあまりない光景です)
"神の手"で有名な脳外科医 Duke大学教授の福島先生も手術されているようです!
歯科外来も見学させて頂きました。
上海市内では、静脈内鎮静法での歯科治療は市内のクリニックで行うことは無く、病院内の外来一室で行なっているとおっしゃっていました。
素晴らしい総合病院で、上海日本国総領事館からも表彰を受けていますので、安心して日本人が通院できる国際病院といった印象でした。
そちらのご紹介は次回に。