こんにちは!征矢歯科医院です。
今回のテーマは、
歯医者で行う全身麻酔
についてのお話です。
「歯医者さんで全身麻酔!?」
と思われた方も多いでしょう。
以前から、全身麻酔での歯科治療というのは、大学病院や大きな総合病院にある
歯科で入院して行われてきた方法です。
日本では、専門のトレーニングを受けた歯科麻酔科医が全身麻酔を担当します。
そもそも、全身麻酔とは?
全身麻酔というのは、麻酔管理法のひとつで、
完全に意識のない状態でおこなう麻酔の方法です。
この方法は完全に意識のない状態で治療を受けることができますので、
処置に伴う痛い・怖いなどの不安感や恐怖心などをすべて取り除くことができます。
もちろん、何も覚えていません。
「目が覚めないってことはありませんよね?」
とよく聞かれます。
今のお薬は、非常に目覚めのいいお薬を使っているので、
治療が終わって10〜15分程度で目が覚めます。
そこから、だいたい1〜2時間程度お休みいただいて、
ご帰宅頂けるのが、日帰り全身麻酔です。
ひと昔の全身麻酔といえば、入院しての治療が当たり前でした。
しかし、近年の医学や薬の発展によって、耳鼻科や眼科などの医学手術では、
日帰りで全身麻酔を行うことが増えてきました。
勿論、歯科でも、術後にトラブルの可能性が低い治療であれば、
日帰りでの全身麻酔下での治療ということも行われています。
でも、歯科で全身麻酔をしているなんて知らない人のほうが多いですよね?
次回は、実際にどのような歯科治療で日帰り全身麻酔を活用しているのかについて、
お話ししたいと思います。