こんにちは、征矢歯科医院です。
“保険だと銀歯になってしまうんですよね?”
“白い歯にしたいんですけど、自費治療ですよね?”
たくさんの患者さんからこのような質問を聞かれます。
世の中の大きな変化に対して、かなり遅れを取っているのも事実だと思いますが…
最近の歯科医療は治療法や歯科材料など大きな進化をしています。
今回は「最近の歯の被せもの」についてお話します。
かつて、保険の歯の被せ物といえば銀歯(金銀パラジウム合金や銀合金)が一般的でした。
「金銀パラジウム合金」が保険の詰め物として認められたのは、戦後まもない時代でした。当時は「金銀パラジウム合金」は安く手に入る金属で、体に良くないことは当時から分かっていながら国の経済力に見合った金属としてやむを得ず保険適応となりった背景があります。
しかし、金属の高騰や安全性への考慮により、2014年頃から日本の保険診療でもやっと白い歯が認められつつあり、2017年12月からは条件付きで、下の奥歯(第一大臼歯)も白い歯を入れることができるようになりました。
この保険の白い歯はCAD/CAM冠(キャドキャム冠)と言います。
CAD/CAMというのは computer aided design/computer aided manufacturing の略でコンピュータを利用して設計・生産を一貫して行う方法で、歯科ではコンピュータを使用して冠の設計をし、切削機械で製作します。
保険適応CAD/CAM冠
<メリット>
- 銀歯ではなく、自然な白さといった天然歯に近い見栄えで噛むことができます。
- 強度も改善されつつあり、色味もある程度合わせられる
- 保険診療内で安価
- 金属アレルギーの心配がない
- 4,5番目の歯(第一小臼歯、第二小臼歯)と下の奥歯(第一大臼歯 *条件付き)にしか使えない
- 年数が経つと変色がある
- 強度が低く、金属冠に比べ割れる可能性がある
- 削る量が少し多い
- 歯ぎしりのある方や噛む力の強い方には不向き
保険適応のCAD/CAM冠は欠点は被せ物が割れる可能性があるということですが、
裏を返せば、被せ物が欠けたり、割れたりすることで、自分の歯が折れたりするリスクは軽減できます。
もちろん、ジルコニアなどの自費診療で使用できる材質であれば、天然の歯のような自然な白さに加え、強度も向上します。
デメリットはほとんどなく、さらにはプラーク(汚れ)が付きにくく虫歯にもなりにくいと言ったメリットを感じることができますよ。
長文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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