ツッコミどころは色々とありますが、まずはショーで思ったことを忘れずに書いておこうと思います。
初日と週末に一度、計2回観劇しました。1度目で衝撃を受けたことを2度目で改めて再認識した次第です。
ショーを一言でまとめると
あんまりの突飛な世界観にダルマ女王とせしるさんとれーこの美しさが同居していた
何のこっちゃって感じですがね。

さあこのショーの主役は何と言ってもエトワールを務めたさらささんでしょう。
とにかくダルマ女王が強烈な存在感を放っていました。えーと、ジョセフィン・ベーカーか。
さらささん登場時、だいもんがバナナ!?て言ってるけど、さらささんの腰にふさふさしてるのはやっぱりバナナですよね。
蘭寿さんのRising!のパイナップル女王(鳳樹いちさん)以来の衝撃でした。
両手に持つ白い羽を駆使して色々隠したり見せたりしているように?も見えて、ひとつひとつの動作がかわいくもあり、妖艶でもあり。衣装だけみると直視するには眩しすぎるのですが、さらささんのプロ意識により、まるでサンバカーニバルを見ているかのようなカラッとした明るさに満ち、軽快なステップやくるくる変わる表情に釘付けでした。脱帽!
回を重ねて、だいもんが乱れるぐらい絡んで欲しいです。お願いしますさらささん!
ところで、黒塗りのせいもあって角度によっては美人なミッツ・マングローブに見えるのは私だけ?

そして第2の主役は
せしるさんのレースクイーンです
(大丈夫ですか?私誰を贔屓にしているんだっけ?)
サーキットのシーンはまるで意味不明で私一人もう苦しいんですけど、せしるさんをずっと見る時間と思っています。
格好良い娘役が好きです。花組のべーちゃんとかね。べーちゃんかわいいけど男前で。
せしるさんはヘソ出し風衣装も全く違和感なく、素敵で美しい。
目をひきますよねー。特に今回のショーはウインク満載で、せしさんのそれはかっこいいの一言。キレよく力強く、確実に二階席の後ろまで届いたと思います。

そして忘れてはならない
れいこの突き抜けた存在感
95期ってば恐ろしい!95期のこわいところって何気なく見ていてもその存在感に射ぬかれてしまうとこだよね。ゆずかれーくんしかり、マイティしかり。
れいこさんの見所たくさんありましたね。5人のメタリック燕尾?軍団にも名を連ねていたし、立ち姿が凛々しくて目立ちます。アル・カポネのエリオットよりも、個性を出せるショーの方がマッチしている気がしました。まあ、カポネは本に問題がなかったわけではない(以下略)れいこの佇まいには蘭寿さんの雰囲気をなぜか感じてしまうのです。
れいこさんに加え、蘭寿花組を彷彿とさせるのがイェールさんこと久城あすさん。美しく笑顔が素敵。
イェールも極悪弁護士も割と冷静なタイプだったので、ショーのパッカーン!な笑顔が良かったので、並み居るスターの中でつい見てしまいます。割と、ギラギラ系が多い中優しい爽やか系の笑顔なので。大変良いです。
それからがおりさん、ひとこさんにも目線を持って行かれます。見事にカポネチーム!

とはいえ、ヨシマサ先生の世界観、私は個人的にリンクしない系統なのですが、今回は特にそれが顕著というか、何だかよくわからないのです。
それに輪をかけて選曲も衣装もてんでバラバラで、頭の中で結構とっちらかってしまいましたよね。
コウモリさんたちはダンスキレッキレでオープニングからかっこいいんだけど(みなもっと揃っているとさらに素敵なんだけど。この点で言えば花組はダンスの組だったんだなぁ)
突如、
チョウチョだいもん現る
黄色い…バッサバサしてて、怪しく美しいんだけど
やっぱりのターバン
その上にテンガロン?

相変わらずこのあたりの先生のセンスがやっぱりよくわかりません。
全体的に衣装があんまりな感じでした。衣装といえば、これよりあと、占い師と共に出て来る美女たちの衣装が…Gジャン?振りに合わない長めのスカート履かせたり、マッチしてる?

さて、トップあっての組ですからトップそのものには何も言うつもりはないのですが、この娘1の埋没感って何なんだろう。男前な娘役が好きな私ですので、真逆のタイプには食指が動かないことは想像に難くないものの、最近観たなかではちゃぴもみりおんも生き生きして見ていて楽しかったのに、ここの娘1は残念ながら精彩を欠いている気がしてなりません。
一番目立つ衣装を来ているのに、トップ娘役に見えないのね。声の質は綺麗だと思うのですが何だかか細いし。
最強ビジュアルのちぎ様と並ぶには大変苦しい気がしませんか。

そして、雪組の爆上げといえば彩彩コンビ。その滑舌と歌のイマイチ感で私は個人的にコメントは控えたいのですが、ショーで改めて思うのは
このふたりは極めて和物が似合うこと
身長もあるし芝居では裃を堂々と着こなし、切れ長の和メイクが瑞々しい。
和化粧が似合う人はやはり元の造形に由るところが多いと思いますので。
顔平たい族が切れ長に見せようとしても、難しいのです。

あれ、だいもんは?
だいもんのこと、ちゃんと見てたの?
どうしたことでしょう…私ってば何てばかたんなんでしょう。
だいもんについてちょうちょのことしか書いてないな。
前回のショーは歌いまくっていましたが、今回は少し減り(前回が歌わせすぎ)、そんなこともあって私は色々なところに目を配ることができたのかもしれません。
ん?違う?れいこばっかり見てたって?

次回はだいもんだけ見ます