やればできる子。
『栗の渋皮煮』を作りました。
私は、大体の場合お料理は出来なさそうに見られます。
逆に、結構やると思ってくれているありがたいお友達もいたりしますが、
現実はそんなに好きじゃなくって、ごく限られたハマった品目だけ、ムキ
になって作った実績があるだけの話です。
こっちにUターンして、自分で野菜を作ったら当然食べ方にも工夫とか
するんだと思うんだけど、素材頼みな食べ方ばっかり・・天ぷらとか
お浸しとか、下手すると生でマヨネーズだけとか。
が、お菓子作りは好きです。
石けん作りと似ています。
石けん作りにハマる前は、相当作っていました。
今回は、栗を大量に拾ってまいりましたので、栗の渋皮煮にチャレンジ!
材料代がタダですからね、うっしっし。
レシピは、色々なサイトやら本から抜粋。
栗(鬼皮をむいて) 1kg
重曹 小さじ2(1回目用) +小さじ1(2回目用)
砂糖 500g
水 3カップ
これで大体2キロ半。
スーパーとかで売ってる見事な栗より一回り小さい「柴栗」です。
ちょっと熱いお湯につけて鬼皮を柔らかくしながらせっせと皮むき。
1キロに達するまでに1時間半もかかりました。
重曹小さじ2と水(分量外)に入れて一晩放置。
重曹が入っているので恐ろしい絵です。
煮立ったら弱火にして、アクを取りながら、差し水をしながら、5分煮ます。
自然に冷めるまで放置。
かーさんは、この煮汁で染物をしようと思いつき、保存してあります。
既に栗がだいぶもろくなっているので、鍋肌から水を流し込み、お水が
キレイになるまですすぎます。
しつこく、いつになっても色がでるのでてきとーな所であきらめて、重曹
小さじ1とお水(分量外)を浸る位いれて、更に1日放置。
で、また煮ます。
最初のよりちょっと色が薄いだけで、大体同じ事の繰り返し。
しかもやっかいな事に「沸騰したらお湯をこぼして水を入れて、また煮る」を
3回ほど繰り返します。レシピには5回と書いてあったけど、ここまできたら
もはや変わりない気がして、やめちゃった。
栗はどんどんモロモロと崩れていくしさ。
そっとざるにあげて、渋皮のスジを取ります。
爪楊枝を使って、、って書いてあったけど、私はそのまま手と爪でてきとーに
とりました。その方が簡単。早い。ストレスなし。
この時、痛んだり虫食いだったり黒ずんでいたりする栗は除きます。
お掃除した状態。
実は、重曹を入れすぎた為かと思われますが、渋皮ごと剥げてきちゃった
栗もだいぶあります。黄色く見える部分がそう。あんまり神経質にならなくて
も大丈夫だったけど、味はやっぱり渋皮付のほうが美味しいよ^^
その後、お砂糖の半分量(250グラム)を投入。
お水3カップも入れて、弱火でトコトコ煮ます。
お好みの柔らかさになったら火を止める。。。。と言っても既に相当柔らかい
はずなので、食べてみて良さそうならさっさと止めて大丈夫です。
冷めたら4分の1(125g)を投入してまたふつふつと煮立つまで弱火。
また冷ます。
更に残りのお砂糖を全部入れて弱火でふつふつ。
冷めたら出来上がり。
ツヤが出てきましたー。
栗は、最初にお砂糖で煮た時の固さより柔らかくなることはないです。
むしろお砂糖がしみこむ度に、実も味も締まっていきます。
だから、もしもっとシロップに照りがほしければ更に煮詰めても大丈夫。
味は、冷める時に素材にしみこみますから、煮る時は型崩れしないように
さえ注意すれば大丈夫で、冷める時は紙の落し蓋とかをしてきちんとシロップ
に浸かった状態をキープできるよう気を付けます。
ここまで、栗拾い当日から作り始めたにも関わらず、まる4日。
恐ろしく・・・気が遠くなるほどの作業でした。
いや、作業は少ないけど時間がかかる。
おかげで、すっばらしく美味しい食べ物ができました。
こーいっちゃぁなんですが、マロングラッセとかの比じゃありません。
お口の中で、とろ~ん・・・です。
一個食べたら止まらなくなります。
製作開始から2日目の夜、
SMAP×SMAPのゴロクミちゃんそっくりのデブになった夢を見ました。
時間も手間もかかるし、栗がそこらに転がっていない人にはお金もかかるけど、
これは作る価値あります。
実は、同時進行で栗の甘露煮と、サツマイモの甘納豆を作りました。
使ったお砂糖の量、全部で5キロ!
そりゃー太った夢もみるさ・・・
近々甘露煮のレシピもご紹介いたします。
サツマイモの甘納豆はまだ出来上がってないから、そのうちね。