昨日のブログでもUPしたけど、“今回の作品は私たち世代が10代の頃にめっちゃ聴いていたアーティストに、
30代になろうとしてる私たちに曲を書き下ろしてもらいたい”っていう願いがあったんだ。

同世代の女の子たちが聴いていた曲…それを考えると小室哲哉さんがまず思い浮かんだの!

私たち世代はまさにTK世代。
安室さんの「SWEET 19 BLUES」を聴いて19歳に憧れていたあの頃が、いつの間にか10年以上前のことになってた。
今、小室さんに「SWEET 19 BLUES」の10年後としての"29歳”をテーマに曲を作ってもらえたら…ってLiLyとドキドキしながら話してたの。


そしてそれが叶った…。

私もTK世代だったから本当にうれしかったよ!


この曲でミュージックビデオも撮ったんだけどみんな見てくれたかな?

ミュージックビデオ撮影の前、改めて歌詞を覚えながら歌詞の意味もどんどん掘り下げていったの。
聴けば聴くほど、読めば読むほどほどいい曲で深い歌詞だなって感じた。
特にサビの「過去を引きずりながらわたし未来を信じてるの」ってところに気持ちがこもったんだ。


“29歳って大人なんだけど、まだ10代を引きずってる。結局過去を引きずりながら今にいる。“ってLiLyとも話してたけど、過去を全く振り向かずに未来や前だけを向いている人っていないと思う。
こうしてブログを書いてる5秒前だってもう過去。

過去と未来に挟まれた“今“。
未練と期待に挟まれた“今”。
理想と現実に挟まれた“今”。


いろんなところで狭間に立っている。

子どもだったし、大人だった19歳。
振り返ってみると、近道ばっかり探して、全部が欲しくて、そんな欲張りな自分に誰より自分が傷つけられた。
でも今はほしいものがわかってる。

物事を本質的に捉えることができるようになったということで確実に進歩はしてる。
でも29歳になったけど、自分が思っていたほど“大人”じゃないとも感じたの。

時代が変わって女性の寿命が延びたのかな。

だから「SWEET 19 BLUES」の小室さんの歌詞に、“もうすぐ大人ぶらずに子どもの武器も使える いちばん旬なとき”ってあたけどそれが今は29歳こそそんな年齢なのかなって。

例えば、『Sex And The City』でガールズトークを繰り広げるオシャレな主人公たちは30~40代。
ここ数年で30代、40代の女性たちの描かれ方が随分と変わったと思うんだよね。

それは、“女性の旬な時期”が10年以上伸びた事実を示しているし。

“29歳の印象”もすごく変わったと思う。

LiLyともずっと話してきたけど、このアルバムでは“今の29歳”を描きたかったの。
この曲の歌詞はそんな想いがとにかくつまってる曲になったんだ。